何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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マサシ:
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すぐ寝る。

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笑って下さい。

 

 

令和元年7月19日(金) 江之浦 透視度3~8m 水温22.6℃

 

 

 

 

 

早朝5時50分ごろ、僕は店のトイレへと入る。

 

いつものルーティン。

 

今日はどこへ行くか。どういう風にやるか考える。大事な時間。

 

 

 

すると店の電話機が鳴り響く。嫌な予感がっ。

 

『あるー日。森の中。クマさんに、出会った。・・・・・・』

 

こんなメロディーで。

 

すぐトイレを出て、受話器をとる。

 

『もしもし』っと出ると、『電車が動かない』との訃報が

 

 

 

どうすべきか考える。

 

待つか。迎えに行くか。今日はなしにするか。

 

幸いにも今日は2人のみ。

 

この日は今日出来なければ、次がいつ行けるか分からない。

 

2人とも同じ場所で電車を待っている。

 

それならば、特例だけど行こうと決意し、

 

調布駅へと車で向かう。

 

 

 

前職の車両でよく通った街並みに

 

なつかしさを感じながら向かっていく。

 

途中で前職時代の課長を見かけるなど、

 

数年前の思い出がフラシュバックする。

 

『こんな時もあったなー』っと1人で時の進みを感じ、

 

ようやく到着。

 

 

 

2人を乗せ、江の浦へ。

 

朝からいろいろあった2人は、

 

すでに疲れていて、車内でぐっすり。

 

僕は普段通らない道に緊張しながら、走っていく。

 

 

 

 

 

 

2日連続で講習をしている、ミドリさんとヤブさん。

 

前日やったセッティングは楽勝。

 

水中はどうでしょう。

 

 

 

マイケルジャクソンのマネ

 

 

 

水中でのバランスはなかなか難しい。

 

コンパスを使い、方向を確かめるも指そうとするたびに、

 

変なポーズに。

 

その姿はまさにダンサーのよう。

 

2日間やっただけは、完璧になれない、難しいスポーツ。

 

そう思ってもらえたんじゃないですか。

 

 

 

おしとやかな少女

 

 

 

生憎の透視度で、

 

お互いの位置を把握するのが困難。

 

お互いが付かず離れずの状態を繰り返しながら、泳ぐ。

 

水中で僕のしょうもないプレーに爆笑してくれる2人。

 

何に対しても笑ってくれるから、

 

僕は恥ずかしがらず、色んなことが出来ます。

 

ありがとう。

 

 

 

イシダイを手本に。

 

 

 

目の前を自由に泳いでいるイシダイに羨ましさを感じながら、

 

追いかける。

 

バーっと追いかけると、そのまま浮いていくヤブさん。

 

イシダイみたいに自由に動くのは、先は長いかも。

 

 

 

クロホシイシモチの群れ

 

 

 

何はともあれ、OW講習は無事終了。

 

おめでとうございます。

 

 

 

しょうもないボケも笑ってくれる僕の味方

 

 

 

これからも僕のしょうもないボケで笑って下さい。

 

 

 

 

 

ゆきや

使い物にならない

 

 

 

令和元年7月14日~15日(土・日) 田子 透視度12~20m 水温23.4℃

 

 

 

 

 

 

 

 

OW終え、2か月。

 

あっという間にAOWになったモギ―とタカちゃん。

 

その2人に追いつけ追い越せと、

 

やってきたのは、サンちゃん。

 

 

 

どうにかこうにかこの日にねじ込み、

 

深い海へと向かう。

 

 

 

本当の兄弟のよう

 

 

 

水中ナビゲーション。

 

本当の兄弟のように協力し合い、四角形を描いて進む2人、

 

サンちゃんとタカちゃん。

 

先に進む2人の背を追いかけるモギー。

 

見ていて微笑ましい。

 

 

 

何か見つけた!!

 

 

 

日中の明るさは微塵もなく、

 

見えるのは自分ライトの先のみのナイトダイビング。

 

 

 

ボートの音すら聞こえることのない世界。

 

目を閉じて、ただただリラックスしていると、

 

『すーっ、すーっ、すーっ・・・はーーーっ。

 

すーっ、すーっ、すーっ・・・はーーーっ。』

 

誰かの呼吸がおかしい。

 

誰だと思い回りをキョロキョロすると、

 

1人だけ泡の出る量が異常だ。

 

その犯人はカイト。

 

急いで全員のゲージを確認すると、

 

5人中4人は残圧が100。

 

カイトだけ20。

 

どういう吸い方をしたらそうなるのか不思議でしょうがない。

 

すぐさま僕のオクトパスを渡す。

 

 

 

スポットライトを浴びたカエルアンコウ

 

 

 

奇跡的に現れたカエルアンコウに皆大興奮。

 

生き物を見るのが大好きなモギーはひたすら見つめる。

 

見つめられ、困っているのかカエルアンコウは背びれを全開に。

 

それすらも可愛いのか

 

いつまでもいつまでもモギーは見続けていた。

 

 

 

いろんな生物を見た後は、安全停止。

 

パっと自分のゲージを見ると、

 

残り10に。

 

カイトはカイト自身の空気を使い切り、

 

僕の空気まで使い切った。

 

恐るべき12歳。どういう呼吸をしているのか。

 

 

 

 

 

 

1日3本潜り、マサシさんとスナオさんのOWチームと合流。

 

お腹を満たし、お風呂でサザエさんを歌い、

 

部屋飲みへと向かう。

 

この時点でAOWチームはクタクタ。

 

 

 

どんどんお酒が進み、気がついたら腕相撲の話に。

 

 

 

翌日僕の両腕は・・・。

 

 

 

酔っぱらった男たちは、

 

自らの強さを証明するため相手の腕を握りしめる。

 

皆年齢関係なく全員が笑顔になれる貴重なひと時。

 

 

 

代償がデカすぎるけど。

 

 

 

疲れたー。

 

 

 

好きなように潜り、ご飯を食べ、お酒を飲んで、寝る。

 

皆がただただ自分のやりたいことだけをやる。

 

本当に楽しい2日間。

 

3人ともAOW、おめでとう。

 

 

 

ここから1週間、僕の腕は使い物になりませんでした。

 

 

 

 

 

ゆきや

安全停止の『T』

 

 

 

令和元年7月12日(金) 井田 透視度20m 水温23.4℃

 

 

 

 

 

OW取って、4日目。

 

 

 

僕は今年25歳。

 

そんな僕と同い年のツキちゃん、コバちゃん。

 

この2人は、特にテンションが高め。

 

水陸問わず、テンション高いのがひしひしと伝わってくる。

 

 

 

この2人が、ま~凄い

 

 

 

その2人を優しく見守るアキコさん。

 

 

 

海藻と私。

 

 

 

OW講習の時は、

 

なかなか泳げなかったから

 

その分泳ぎまくりましょう。

 

 

 

講習とは全く違う海。

 

スズメダイの群れに囲まれ、テンションが高くなる3人。

 

 

 

難しい中性浮力も何のその。

 

意外と上手な3人を見て、

 

水深15m、水底は20m先のところの連れて行く僕。

 

 

 

意外とやるじゃない。

 

 

 

もっと手こずるかと思いきや、

 

普通についてきちゃってるよ。

 

もっとあたふたした姿を想像したのに。

 

ちょっと残念。

 

 

 

安全停止の『T』

 

 

 

これが彼女たちの安全停止のポーズ。

 

僕は手で合図しているのに、彼女は体で表現する。

 

 

 

しょうがないから、僕も体で表現。

 

ただ表現するだけではつまらないので、

 

完璧な中性浮力をとりながら、

 

『T』ポーズをやること3分。

 

 

 

3分間アキコさんはずーっと笑っていました。

 

これが僕と彼女たちとの違い。

 

見習いなさい。

 

 

 

運動後の揚げ物。

 

 

 

まだまだ技術が足りないね。

 

とりあえず、まずは『T』ポーズで中性浮力を取るところから。

 

アキコさん、今後も優しく見守っていてください。

 

 

 

 

 

ゆきや

リゾートとの違い

 

 

 

令和元年7月8日(月) 井田 透視度15m 水温23℃

 

 

 

 

 

『イケメンは大抵性格がダメだね。顔に頼っちゃってる。』

 

と、言うのはミスズさん。

 

なかなか厳しいですね。

 

 

 

『ところで、僕の顔は何点ですか?』

 

『90点!』

 

『結構高い!!

 

ということは、性格アウトっていうことじゃないですか。』

 

『大丈夫、ちょうど良いから。

 

イケメン過ぎない。ファニーだから大丈夫。』

 

 

 

褒められてるんだか、貶されてるんだか分からないですね。

 

 

 

日本で再会。

 

 

 

この2人、知り合ったのは昨年の12月末。

 

場所はセブ。

 

お互い別々で訪れ、偶然入った飲食店で出くわす。

 

そして意気投合。

 

気づいたら、こんな関係に。

 

 

 

久々の再会に感動と興奮が冷めやらぬまま、

 

海の中へ。

 

 

 

意外と魚いる。

 

 

 

今まで潜ってきたのはリゾート地ばかりで、

 

伊豆は初めて。

 

 

 

『結構魚いるんですね。』

 

 

 

伊豆の魚の多さにびっくりしてくれたみたい。

 

作戦通りですね。

 

聞くとこによると、

 

ミスズさんは講習の時あんまり透明度が良くなったらしい。

 

この日の井田が良かったことに感謝。

 

 

 

伊豆だって魚はいっぱいいる。

 

 

 

普段のツアーと違い、今日は初心者ツアー。

 

あまり生物を探さず、ゆっくり、ゆったり泳ぐ。

 

たまにはこういうまったりダイビングも良いでしょ、ユカさん。

 

 

 

ミスズさんは約半年ぶりのダイビング。

 

普段はあまり意識しない中性浮力をやり、

 

より快適なダイビングを目指す。

 

 

 

クマノミだっている。

 

 

ルージュミノウミウシ

 

 

 

潜った後は、美味しいビールと食事を堪能し、

 

最後はお風呂で〆る。

 

伊豆ならではの楽しみ方。

 

 

 

リゾート地ではなかなか体験出来ないまったり感。

 

この安心感、幸せですよね。

 

 

 

 

 

 

リゾートも良いけど、伊豆も良い。

 

そう思えたなら、良かった。

 

そんな一日。

 

 

 

 

 

ゆきや

1番好きな海

 

 

 

令和元年7月3日(水) 神子元 透視度30m 水温23.1℃

 

 

 

 

 

 

 

 

この海は、行った人にしか分からない感動がある。

 

弱者を寄せ付けない猛烈な流れが襲ってくる海、

 

壮大なスケール、そこら中にいる魚群。

 

言葉では、言い表せない。

 

 

 

早朝5時半、いつもよりも1時間近く早く店から出発する。

 

大好きなハンマーを見に行くため、

 

テンションが高くなるショウイチロウさん。

 

車では、全く眠くならなかったみたいで、

 

僕とハイテンションの会話をすること3時間、神子元へ到着。

 

 

 

いつもとは、ちょっと違った雰囲気に緊張し始める、

 

ヨシハルさん。

 

大丈夫です、僕も神子元自体2回目。ガイドは初めて。

 

僕だって緊張しています。

 

 

 

楽しみとドキドキが入り混じる。

 

 

 

船に乗る事15分、ようやく神子元島に到着。

 

一斉にエントリーの準備をし始める。

 

全インストラクターが甲板に呼ばれ、ポイントの説明を受ける。

 

 

 

・・・・・・さっぱり分からない。

 

 

 

神子元の地形が全く分からない僕は、

 

緊張だけが増して、臨むことに。

 

 

 

さー、向かいますよー。

 

 

 

透視度30m。

 

圧倒的な景色に圧倒される、みんな。そして僕。

 

 

 

流れと闘いながら、岩をよじ登る。

 

まるでロッククライミングみたい。

 

前方から押し寄せてくる激流に、

 

咥えてるレギュレータがブルブルブルブル震えながら、

 

立ち向かう。

 

 

 

巨大なアオウミガメとトビエイ

 

 

 

強烈な海を優雅に泳ぐアオウミガメとトビエイ。

 

激流をものともせずに泳いでいく姿を見て、

 

人間の弱さを感じる。

 

生き物は、凄い。

 

 

 

 

 

 

なかなか現れないハンマヘッドシャーク。

 

1本目は、ただ気持ちよく流されただけに。

 

 

 

船へ戻ると他のチームから歓喜の雄叫びがあがっている。

 

他のチームとの温度差を感じながら、

 

再び全員インストラクターが集められる。

 

『僕が先に行くんで、いたら鳴らします。すぐ来てください。』

 

現地のインストラクターに言われ、

 

必ず次は、と願うぼく。

 

ショウイチロウさん、ジュンさん、そしてヨシハルさんにも

 

そのことを伝え、水中へと向かう。

 

 

 

『カン、カン、カン。』

 

 

 

入って2分後、その音が鳴り響く。

 

ショウイチロウさんに『行っちゃえ』と指示し、

 

僕はジュンさんとヨシハルさんの手を掴み、

 

全速力でフィンを動かす。

 

流れに逆らい、呼吸が乱れ始めても、動かす。

 

かなりの距離を泳いで、ようやく到着。

 

 

 

すると、そこには・・・・・・、

 

 

 

 

 

 

何百匹というハンマーヘッドシャークの大群が。

 

右から左へ泳いでいったと思えば、

 

今度左から右へ泳いでいく。

 

 

 

どこかへ行ってしまったと思えば、

 

また別の群れが。

 

36分のダイビングのうち、全ての時間で見れる。

 

まさに、ハンマーリバー。

 

 

 

興奮冷めやらぬまま、船に戻ると、

 

約20人程いたダイバーが、笑顔に。

 

船酔いしていたヨシハルさんも、顔の血色が良くなっている。

 

クリアシリコンにしたジュンさんも、笑顔に。

 

ハンマー大好きショウイチロウさんも、大喜び。

 

僕は、笑いが止まらなかった。

 

 

 

ハンマーヘッドシャーク

 

巨大コブダイ、がどこかにいるはず

 

 

 

今まで潜った海で一番面白かった海。

 

そう言って、良いでしょう。

 

本当に幸せでした。

 

 

 

完全勝利への祝杯

 

 

 

 

 

ゆきや