何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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似ているもの

7月11日 安良里 透明度 3m~5m

 

前日までは抜群の透明度を誇り、心弾ませて向かったはずなのに

たった1日で透明度がガクンと下がる。

 

なーんてことは伊豆ではよくある話。

 

この日もそんな1日。

 

顔をつけると濁っている。

まぁ、浅いとこはねー。連日大雨も降ったし。

ところが深く行けども行けども、濁っていました。

 

 

自然相手だから仕方ないし、誰も悪くはないんですけどね。

 

最近の私は、サカタザメとの遭遇率が高い。

 

サカタザメ

 

でも、現地の人にはここら辺にカスザメがいるよと

聞いていたんです。

なので砂地に目を凝らし、カスザメカスザメ・・・・

と探していると、サカタザメが。

 

一瞬、私の頭の中は、・・・?となりました。

 

カスザメではなくサカタザメ。

 

 

サカタザメと言っても、サメではなくエイの仲間。

 

上の写真ではちょっとわかりづらいですが、

サカタザメは体の形に特徴が。

 

三角形のような顔に身体がくっついている。

 

矢印の→ような形。

サカタザメが指す先に行ったらのならば、なにかあるのかしら?

 

このサカタザメ、形から畑を耕す際に使う鋤(すき)に似ているから、スキと呼ばれたり、

海外ではギターに似ているからからギターフィッシュ、

シャベルにも似ているからシャベルノーズ。

なんていう風にも呼ばれているらしいです。

 

今まで矢印に似ていると思っていたけど、確かに言われてみると

シャベルにもギターにも似ている。

鋤という農具は初めて知りました。

グーグル先生に読み方から物まで教えてもらいました。

 

 

今度またサカタザメに出会ったのならば、

ギター、シャベル、鋤、矢印。

どれが一番しっくりくるか、改めて考えてみます!

 

 

すなお

 

 

 

 

小さい頃はかわいいんです。

7月4日 大瀬崎 透明度8-12m

 

この日も朝から大雨。

最近私が海に行く日には大雨、前線の影響で強風・・・。

 

海に出るなってことなのかしら・・・?(笑)

 

なので連日の大瀬崎ですっ!

 

連日続く大雨に水中の透明度を心配してたけど、

これが、びっくりするほど綺麗!

ちょっと拍子抜け・・・。

 

そんな大瀬崎で出会ったのはこの子。

 

幼魚

 

カラフルな体で海藻の影に隠れたりとかわいい。

これはある魚の幼魚です。

 

 

魚は幼魚(子ども)と成魚(おとな)で見た目が全く異なることも多いのですが、

この子もその代表例の一つ。

 

名前はコブダイ。

 

 

ちなみに成魚の姿はこれです。

 

成魚

 

 

名前の通りコブもあるし、顎も出てるし、

うんー。ブサイク・・・。

 

いやブサかわいいということにしましょう。

 

大きいものでは1メートルを越えることも。

よく、IOPでみたことがあるというかたも多いと思います!

 

このコブダイ、寿命は20年くらい生きるんですって!

 

成長していく過程で、体長が50㎝をこえると、コブが形成されます。

そして、固い貝なども潰せるように顎も張りだし、強靭な顎へと進化?成長をとげるのです。

 

このコブは雄だけにできるもので、中身は脂肪です。

 

プニプニと柔らかいんです。

 

雄のシンボルでもあるこのコブは、大きければ大きいぼどメスへの求愛で役立つんです。

 

大きい雄ほどモテるらしいですっ!

 

幼魚のころのかわいらしさは全く無くなった成魚。

 

人間も小さいときは可愛かったのにーなんて声もよく聞きますもんねー。

 

そこは人間もコブダイも同じ?なのでしょうか。

 

 

 

すなお

 

 

 

出会いは陸上で。

7月1日 大瀬崎 透明度1-6m

 

また前線が活発化。

 

よく大雨が降る時に、「バケツをひっくり返したような」

という表現をよく聞きますが、この日はそんなものではなく、

プールをひっくり返したよう。

 

ワイパーをMAXで動かしたって、滝の中を通っているかのような水の量がフロントガラスを流れていく・・・。

 

車に当たる雨の音がすごくて、

音楽の音量をいくら上げても勝てませんでした。

 

こんな大嵐の日には珍しいものに会えるかも!なんて意気込んで水中に入ったけども、

 

特記事項は無し。

 

 

 

でもね、陸上では珍しいものに会えたのです!

 

 

ウリボー

 

ウリボー!

 

猪の赤ちゃんです!

本当に小さく、ブヒーブヒーと鳴いておりました。

 

この縦縞模様は生後4ヶ月ごろまでの幼獣にみられるそう。

という事は、まだまだ子どもですね。

 

どこかでママ猪とはぐれてしまったのかな?

さまよい人間のいる建物へ迷い込んだ様子。

 

こんな大雨ではぐれてしまって、ウリちゃん(勝手に名付けました)も不安だろうし、

ママ猪も探している事でしょう。

 

人間なら迷子の案内放送をかけてもらったり、

優しい大人が一緒に探してくれるこもとある。

 

自然界ではどうやって探すのでしょう?

 

なにもしてあげられない自分に虚しさと

自然界の厳しさを感じます。

 

ウリちゃんはその後カゴに入れられ、山へ返させれたようです。

 

無事に家族に会えたかな?

 

うりちゃんが元気でいてくれますよーに。

 

 

すなお

 

 

 

 

珍しい物。

6月28日 大瀬崎 透明度:2~10m 水温:22℃

 

前線の影響で、伊豆全域強風予報。

そして、久しぶりの豪雨・・・。

 

こんな時は大瀬崎に行きましょうっ!

 

この時の大瀬には日本で、一例しか発見例がないと言われている「ヌディアンテナリスサブテレス」というのがいるらしい。

 

一例目は2008年に黄金崎。12年ぶりの発見です。

 

超超レア種のカエルアンコウの仲間です。

普段はインドネシアやフィリピンで見られているみたい。

 

そんな珍しい物なら見たいではないかっ!

 

と思って探したんです。。。

 

水中で一緒になった他のショップのインストラクターと協力して探したんです。

 

・・・・・・。

 

でも、行方不明でした。

 

因みにこの日から見られていません。

 

なので、写真はありません。ごめんなさい。

 

ヌディアンテナリスサブテレスに振られた後には、

これも大瀬では十分珍しい、サカタザメを発見。

 

サカタさん

 

 

サカタザメも嬉しいけど、

ヌディアンテナリスサブテレスみたかったー!!!!

 

次は何年後に出るのかなー?

 

 

すなお

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひさしぶりのうみのなか。

6月25日 田子 透明度:8-12m 水温:22℃

 

最後に潜ったのが、4月の頭。

海に行けない日々が続き、2か月半も潜ってなかった私。

 

こんなに潜らない期間が続いたのはダイビング始めてから、

なかった気がします。

 

 

久々に潜る海はどん感じなのかなー?

 

潜った瞬間、なんだろう。

新鮮のような懐かしくもあり、慣れたような感覚もあり、ちょっと不思議な感覚。

ひとりでウルっとしてしまったことは秘密にしときます。

 

 

潜らなかった間に沖の浮島根のキンギョハナダイの数は増えていて。

 

群れを狙ってくる大型の魚も。

それにつられて一斉に動く魚達。

そうです!

この光景が見たかった!

 

つっこめー キンギョたち

 

 

これから、も~っとも~っと魚は増えるんだろうなー。

 

今から楽しみにしておこーっ。

 

 

 

すなお