2016/5/7・店から
雨が降っていても
風が吹いていても
外に出かけよう。
5月の日差しと若い緑に覆われた眩しい海岸線を、
ミカが操るプリウスがくぐり抜けるように先を走る。
僕はその後ろ、ハンドルから手を放してカメラを向ける。
雨に洗われた緑の木洩れ日が風に揺られ歌をうたう。
今日の宿へとつづく5月の海岸線。
まさ
何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。
マサシ:
筋肉の貯金はできる
ミカ:
トイレ近い
マイ:
一番エライちび
スズカ:
すぐ寝る。
ユキヤ:
祖父農家 米安定供給
マサ:
脳が硬式野球
2016/4/9・田子 透明度10m 水温16℃
その海底をもぞもぞと徘徊する小さな生物達に、意思なんてあるだろうか。
その艶やかで豊か過ぎる色彩に感嘆する事はあれど、
狂喜狂乱してカメラを向けることはあれど、
感情を移入するまでには至らない・・・。
だが、よぉーくみてみると、
首を伸ばし壁の上でその向こう側を探っているのではなかろうか、
身体をあらんかぎり伸ばし、一つ先の海藻へ移ろうとしているのではあるまいか、
上体を起こしいい匂いに近づこうとしているのではなかろうか、
行き場を失い一瞬動きを停めて熟孝しているのではあるまいか、
限られた潜水時間の中ではどうしても、もっといろんな生き物たちを見たいから、
だから見過ごしてきたんだね。
ちょっと暇な今日、ちゃんと写ってる、
みんなが撮った写真に、ウミウシの意思をみている。
久しぶりに汗沼部長が写真に写ってる。
アキザワ・アセヌマ(正しくはアサヌマだがずっと汗をかいているので)・
アンザイ、久しぶりのAトリオが顔を合わせて、そこに母せっちゃんが加わる。
そしてケンさんミナさん。
この150本~600本の面々に一人経験の浅いミヤノちゃんはひたすらビビる。
諸先輩たちにウミウシを見つける課題を出され、ウミウシ好きへのレールを引かれ、そして、
帰る頃には一番のウミウシファンへとまんまと落ちてゆく・・・。恐るべし・・・。(笑)
アドバンス講習で一緒だった龍チームの子達もこの面々にひたすらビビる。
美味しい昼ご飯に間に合うために無駄口一つ叩かずに素早く撤収する姿に、いつか自分も
ああなるのか・・・なれるのか、と思わず見とれてしまう。恐るべし・・・。
この慣れた人達との間で交わした2本目への打合せはこの一言。
「アンコールワットでホーチミン」
直訳すと、
1本目が楽しかったし、やり残したことも多いので同じポイントに潜ります。(アンコール)
インストラクターは新たな生物を探すので、皆は見える範囲で自由です。(放置民)
まさ
2016/3/31・店より
昨日で1号とはお別れ。
189,978キロ。
2011年の5月、震災直後でほとんどのツアーが中止になってた時に
マサシと一緒にOCEAN TRIBEにやってきて、
入社(納車)1週間後にそのマサシにガードレールこすりつけられて、
この先、この同期入社の2人に仕事なんてあるんだろうかと心配だったけど・・・、
そこから4年と11カ月、たくさん頑張って長い距離を一緒に走ってきました。
あっというま。
ながかったかな?
毎日の風のように、いつもあたりまえに伊豆を走り続けた1号は、
今日、新しい世代にバトンをたくし、僕らのもとを走り抜けていくのです。
雪の日も、大渋滞かわす山道でも、雨がたたきつける高速道路でも、
海までの道が楽しかったよありがとう。
新1号これからもよろしくお願いします。
まさ
2016/3/20・井田 透明度6-10m 水温15℃
朝、「きー」と店のドアが開いて懐かしい顔がのぞく。
「わぉー、ヨコヤマさん、ものすごく久しぶりですねーっ。」
その懐かし話に花咲かせていると・・・
ドアを開けたのはノナカちゃん。
「おわー、超久しぶりじゃーん。去年の9月ぶり?10月ぶり?」
その思い出話が尽きる頃・・・
続いてマツヤマちゃんが入ってくる。
「あららら久しぶりじゃないのー!忙しかったのかい??」
そのご無沙汰トークに耳傾けてると・・・
モリタちゃんが顔を出す。
「あいやー!げんきだったかー?ひさしぶりだよなぁーおい」
って・・・リアクションがもたないよっ。
4連ちゃんで似たような感動ありがとなーこんちきしょう。
もう「久しぶり」禁止ね。
2度とブランク禁止っ。
コンスタントに海に入りなさいっ。
そーしないともー「ひさしぶりじゃーん」とか言ってあげないかんね。
朝休憩で立ち寄ったコンビニでご当地名物の苺大福を満足そうに
頬張る可愛い巨漢セット、ヒトシとサトル。
漂う海藻にヒメイカが付いているのを発見し、
2人にあらかじめ命じておいた、世界最小のイカと超重量級のコラボ完成♪
2人のジャイアントストライドエントリーの度に上がるでっかい水柱と、
残り物をすべて平らげた胃袋に乾杯。
マナマコ見せたらギャーってなるミヨシがおっかしくて、
「つぎはほれ、クロナマコ」ってやったらまたギャーなって、
最後にトラフナマコを至近距離にぶら下げたら泣きそうになって怒ってたのが・・・乾杯ーっ!
まさ
2016/3/13・田子 透明度10-15m 水温16℃
この日の前日、城ケ島(三浦半島突端の島)の東京湾側で1本、相模湾側で1本。
今日は田子(伊豆半島西側)の駿河湾で2本。
その前はパラオ。
その前は北海道知床。
吹雪に行く手を阻まれたかと思いきや、翌週にはTシャツ・短パンでビーチチェアーにもたれている。
その翌週には近場の海を渡り歩いてる。
なんてぜいたくな。
つくずく果報者である。
その西伊豆は駿河湾のレポート。
まず高い透明度に歳を忘れてはしゃぐ。
水中にそびえる切り立った岩山の頂をテイクオフし、水深30mまで垂直に落下する。
僕をリードするように更に深場へ進もうとするヒロミさんに肝を冷やしながらも
気持ち良く景色と究極の浮遊感(どこまでも高く浮遊していこう
とするアキラさんにも肝を冷やしながら・・・)を愉しんだ。
2本目は流れのない内海でウミウシを吟味。
ミサコさんの目は獲物を狙う猛禽類さながらになり、僕もカメラを構える機会が増える。
潤沢な垂涎モノの生物達に、50分の潜水時間はあっという間に過ぎる・・・。
小さい生き物を観るモチベーションを持ち合わせないアキラさんとヒロミさん
の動向が気になる50分でもあった。(笑)
ミサコさんが撮ったこのイカ。
田子の外海でよく見る種だが未だに名前が分からない・・・。
と、
エダサンゴの陰にすぐ隠れてしまうホシハゼがこの日はどういう訳か身をさらし、
撮影を快く受け入れてくれた。
最後に、この日の解散間際に朗報を発表したシラハマのアニキへ。
おめでとーっ。
まさ