何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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くろんぼ赤ちゃん

 

2017/11/3・安良里      透明度6-8m  水温23℃

 

 

DSC05286

 

 

 

7人1チーム。

 

 

安良里のビーチポイントを目指します。

 

 

ここにはネジリンボウもハチマキダテハゼもハナタツもニシキフウライウオもいるという情報♪

 

 

 

 

 

 

 

だがしかし・・・その主役たちをぶっちぎりでわき役に代えてしまった生物のお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひろーい砂の海底をゆっくりと泳いでいくと、その水底にポテっと黒い塊が目に入ります。

 

丸っこくてピクリとも動きません。

 

 

 

 

 

石にしちゃゴツゴツ感がなさ過ぎて、

魚にしちゃ丸すぎて、

貝殻にしちゃぁ硬さが感じられない・・・。

 

 

 

 

 

僕はその物体を凝視したままどんどんと、じりじりと

そのクロいぽってりとした物体に近づいていきます。

 

 

 

 

すると・・・

「わずかに動いたっ」

 

 

 

 

よーく目を凝らすと目も胸鰭もついていて、ピョコピョコと小さく動いています。

 

 

 

 

 

 

 

その名もサザナミフグ。

の、幼魚。

 

10cmほどの幼魚で伊豆で見られることはほとんどありません。

 

 

 

 

 

 

 

パンダのシャンシャンにしても、

このサザナミフグの赤ちゃんにしても、

どうして小さい頃はこんなにも丸っこく可愛くできているのでしょう。

 

 

 

 

 

一瞬にしてこの日の目的の一つだった生物たちが脇役になってしまった瞬間でした。

 

 

 

 

 

 

僕たちの心を鷲掴みにしたこのくろんぼのサザナミフグを脳裏に焼き付けて、

後ろ髪を引かれる思いでその場をあとにしたのです・・・。

 

 

 

ね、やばいでしょ    byひろこ

 

ほら。やばくない?     byひろこ

 

あーもうだめだ、やばい。     byひろこ

 

はいフィニッシュ        byひろこ

 

 

 

あとね、

 

 

 

カメラトラブルでしょげてるシオツキさんも、

ブランクあけで何をやってもみんなに遅れをとって慌てるニシカワせんせーにも、

みんな、

サザナミフグを見てたようなまなざしを向けていたこと、

ここにご報告しておきます。

 

 

 

 

 

 

 

ヒロちゃん写真いっぱい使わせてもらいました、ありがとう。

 

 

 

 

 

 

サザナミの赤ちゃん会えてうれしかったよ、ありがとう。

 

 

 

 

 

 

まさ

まっかな船長

 

 

 2017/11/1-2・田子      透明度6-8m  水温23.0℃

 

 

まっかだね

 

 

 

 

 

ドキドキのナイトダイビングに向かう船の上。

 

 

海に沈みゆく夕日に向かって船を走らせている。

 

 

海に敷かれたレットカーペットみたいな夕日の一本道がどんどん細くなって、

真っ赤な火の玉が完全に水面に消えると、

海の中の夜行性の生き物たちが一斉に動き出す。

 

 

ワクワクしながら、しばしサンセットクルーズ。

 

 

 

 

 

 

 

ふと後ろを振り返ると、

手のひらに夕日がのっかっているような写真を撮ることに夢中になっている

おちゃめな船長さんが真っ赤に染まっていた。

 

 

 

 

 

左手を伸ばし、右手でスマホを構え・・・

 

ハンドルやレバーから手を放し、進行方向ノールーックの、

おちゃめなサンセットクルーズ・・・。(笑)

 

 

 

いやはー

 

 

サチノとみちこちゃんはアドバンス講習。

なつみちゃんはオープンウォーター講習。

 

 

 

講習とはいえ、

いっぱい魚も見れた。

ものすごい起伏の激しい海底の風景に圧倒された。

 

 

 

青空と、真っ赤な夕日と、満天の星空にも恵まれた。

 

 

 

アドバンスおめでとう。

オープンウォーターお疲れさま。

 

 

 

思い出に残る楽しい二日間をありがとう。

 

 

まま、ささ、どぞどぞー

 

きれいだねー、たのしそうだねー

 

ここで安定しちゃった?

 

OW、AOW、おめでとう

 

はい、しょうこしゃしん

 

 

 

 

まさ

しみじみと   ~10月~

 

 

 

 

2017年10月ダイジェスト

 

 

 

 

美酒の肴

 

 

 

 

 

 

 

シャツの首元から吹き込む風に両肩がすぼんで、

枝から振り落とされた葉っぱが、短パンからのぞく素足にあたっておちる。

 

 

とうとう10月。

 

 

もう、短パン半袖限界だ・・・。

海への車中もサーフミュージックより、

あったかい日本の情緒的バラードが良く似合う。

 

 

 

 

 

おいしいものと珍しい生き物との遭遇に想いを馳せながら、

かよった海の10月回想録。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/10/1・井田

 

井田にかかる雲の下

 

 

 

華奢な柏木(略してキャシー)にハンドルを任せ、

席の後方に座った僕は、居合わせた外科医に自分の両手首の捻挫について指示を仰いでいる。

 

 

「湿布ですねと」眠たそうにその外科医が答えたので、

そうですねと、僕も寝ることにした。

 

 

キャシーの操るハイエースは、その今にも消えそうなか細い声のように静かに走り、

気が付くと山間のコンビニに休憩のための車庫入れの最中だった。

 

 

秋にも「春眠暁を覚えず」みたいな言葉がなかっただろうか・・・

あったようなきもするが・・・まぁいいか。

 

 

 

 

 

 

経験の浅い今日のメンバーたちと井田の海で2本潜った。

 

 

2本目陸に上がろうとすると、

僕のBCDに装着したはずのビーチサンダルが無くなっていることに気づく。

 

”それ”を止めていたバックルが外れてしまっていたのだ・・・。

 

慌てて海原を振り返るが沖に出る風に乗って既にサンダルは有視界にはなく、

あきらめるしかなかった。

 

「ドジこいた・・・。」

 

 

 

 

へこんでいるとキャシーが寄ってきて、

k:「サンダルですか?」

 

m:「え?ひろってくれていたのか?」

 

k:「いや、水中で浮いていくのを見ました」

 

m:「見届けただけか?」

 

k:「はい」

 

m:「なにーっ?」「どうして行かなかった?」

 

k:「忙しかったので・・・」

 

m:「そうか・・・」

「いやいやいやいや、でも教えるぐらいはできたろーがっ」

 

 

 

 

 

現地サービスのサンダルを借りて帰路に就く。

 

 

 

善意まで華奢なのか・・・

 

 

 

借り物サンダルの両脚は骨の髄まで寒々と冷やされていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は、

道中、争うように爆睡をむさぼっていた外科医渾身の浮力練習。

 

 

少し動きが硬いが、初めての水中を夢中で遊んでいたのが印象的だった。

 

 

陽だまりみたいな海の中をみんなでキラキラと。

 

 

そーぞーのせかい

 

ふりむいてごらん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/10/15・江の浦

 

 

小田原ランチ

 

 

みんなこの夏に初めてOCEAN TRIBEデビューの人たちである。

 

「カメ見たーい」なんて言うお決まりのリクエストを

これまたお決まりの「上手くなったらねー」なんて、軽ーくいなしながら、

小田原は江の浦の海の入る。

 

 

 

 

さーて、みっちり行くかぁーっ今日も。

と、ふと前方を見ると我が目を疑った。

 

 

 

 

なんと、一匹のアオウミガメが悠然と泳いでいるではないかっ!!!

 

「かっ、かっ、かかっ、かかめかめかめーっ」と指さしながら叫ぶも

聞こえるはずもなく、みんなからは見えない距離・・・。

 

「急いでっ泳いでっ、はやくはやくっ。」

って言っても、ついこないだダイビングを始めたばかりでそんなの無茶だし・・・。

 

 

仕方なく僕だけ加速して証拠動画を収めることに成功。

 

 

がしかし・・・

 

 

 

ひとりだけ楽しんだインストラクターとしての汚名をいただき、

同業他社のパイセンインストラクターからは、

カメを追いかけ現場海域から遠ざけたA級戦犯に祀り上げられて・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は、

「オーシャントライブは運転してくれるから、帰りにお酒飲めるでしょう。そこが素晴らしい」

って毎回褒めてくれるエノモトさん。

 

 

大物見たいって言ってたのに、極小のウミウシを右から左から

最後は真上から食い入るように観察してましたよね・・・。

 

 

 

 

 

 

 

あとね、褒めてくれるとこ。

 

 

なんかもっといいとこ他になんかないすかね・・・。

運転だけじゃないでしょう???

 

 

 

十字を背負う男

 

5mmのヒロウミシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/10/16-17 雲見・田子

 

シュウレイさん200本

 

 

 

僕とシュウレイさんがタッグを組んだのはかれこれ十数年前。

 

以来着実に、ときに休みながら続けてきたダイビングも今日節目の200本を迎え、そして超えていきます。

 

 

そのお祝いも兼ねて、ちょっといいホテルで思い出話に花をさかせながら、至福の1泊2日。

 

 

70を超えて尚、おてんばなシュウレイさんと、40を目前にした僕とあと何年タッグを組めるでしょうかね?

10年は行けるかな?

 

 

 

 

まぁこんなふうにおいしいお酒を飲みながら行けるところまで行きましょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

海況に恵まれて。

 

美味しいものをいただいて。

 

良いメンバーに囲まれて。

 

 

 

 

 

アキラさんのブルーラベルであっという間に幸せな夜は更ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一度言うよ。

 

 

至福の二日間。

 

 

 

おめでとうシュウレイさん。

 

西伊豆の夜

 

 

ダンディラベル

 

風景という名の芸術

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/10/21-22 田子

 

 

寝てるんじゃねーっ

 

 

予想よりも台風21号の影響が早くに出始めてしまった。

当初の雲見の予定は変更余儀なく、田子に落ち着く。

 

 

 

じたばたしたってしょうがない。

のんびりいこう。

 

 

 

どっぷりと田子の海底に浸かり、

雨の音をBGMに昼寝したりお昼を食べたり3時間ほど休憩をとる。

 

秋雨がシトシトと、うっすらと色づき始めた木の葉を濡らしている。

 

 

 

 

 

 

泊りはいい。

 

 

 

 

 

 

ゆっくり海で過ごして、この後どうしよう。

 

温泉がいい。

 

 

 

温泉出たらどうしよう。

 

美味しい夕飯が待っている。

 

 

 

美味しいもの食べた後は?

眠くなるまで、飲みなおそう。

 

 

 

 

 

 

クニマルを酒の肴に。

 

 

雨のブリーフィング

 

有視界飛行

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/10/24-25 雲見 ・安良里

左からマミコ、セツコ、ボク

 

 

 

左から

まみこ・せつこ・まさのぶ

 

 

平日のお泊りツアー。

とことん写真を撮ろう。

ぼくのもっともテンションの上がるリクエストで気合が入る。

 

しかも母せつこ(通称)と一緒であり、

せっちゃん自作の魚図鑑に載っていない種を発見することにもモチベーション上がる。

 

 

 

 

んがしかしっ、台風明けの海はそんなに甘くない。

 

視界はほんの3mほど。グラつくうねりが所々に入りカメラのフォーカスを狂わす。

 

 

 

生物も落ち着かない様子で、

群れからはぐれた生き物ソワソワ。

 

数日間の空腹でごはんを探さなくてはならないのに、

定着できる居場所が無くてウロウロ・・・。

 

 

とんでもない大岩が本来の洞窟の入り口を完全にふさいでしまうような台風の脅威の後で、

でもああやってたくましく生きている魚たちがなおさらいとおしくなる。

 

 

 

 

ということで写真には厳しい2日間・・・。笑

 

 

 

 

 

 

夜は近くのおそば屋さんで夕食と晩酌を。

 

旧知の三人だからね、会話はすぐに深いところまで。

 

歯に衣着せる間柄ではないからね、あっというまに夜はふける。

 

 

 

 

 

アカネテンジクダイ

ヒレナガネジリンボウ

ハチマキダテハゼ

 

 

 

 

それらを見ることができて良かった。と、

せっちゃんが言ってくれたのでオールOっK!!

 

 

ヒレナガネジリンボウ

 

ホンヤドカリ byせっちゃん

 

ヒメフエダイ byせっちゃん

 

蕎麦屋で晩酌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/10/28-29 田子・井田

 

宿ではOW海洋実習組と合流して

 

 

 

2週連続台風の直撃を受けそうだ・・・。

 

 

 

先週のことがあるから、初日の田子で3本潜っておこう。

 

 

この作戦が振り返ると実に素晴らしかった。

 

 

 

 

 

 

 

この日のメンバーもみんな10年来の付き合いで、一番本数の少ないゆかりでさえ200本。

おかちゃんが500本

よねでぃが300本

ゆかりが200本

の記念ダイビングをみんなで祝おうっ。と。

 

 

 

 

 

 

 

何度も一緒に入っている海で、

一人言のようなブリーフィングを形式上すませて早速おのおのの深みにはまっていく。

 

 

阿吽の呼吸で要所要所でしっかりとアイコンタクト。

 

 

姿が見えていなくても、進む方向を熟知してるから誰も迷子にはならない。

 

 

ハイレベルな海をノープランでもしっかり遊べる人たち。

 

 

 

 

う~んおれ、

いらないね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして3本目。

ゆかりの200本目のダイビング。

 

1本目ワイドに、2本目マクロに攻めたから、

3本目はカメでも狙おうかと”沖ノ島”に入る。

 

 

 

 

 

何かを感じた。

 

 

あらわれたアオウミガメに友情みたいな何かを感じた。

 

 

 

気持ちを汲んでくれたアオウミガメは1分ほど一緒に泳いでくれた後、

我々に両手を振りながら遠くに泳いで行った。

 

 

 

 

 

おかちゃん、

よねでぃ

ゆかり

おめでとう。

 

 

かめさん、

ありがとう。

 

 

 

 

 

 

ずっと続きますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、

10/6-9のミカと行った屋久島の1ショットで10月のお別れです。

 

 

 

 

 

 

 

遊び疲れて見る夢は、

どんなだったでしょう。

 

 

屋久島で見る夢

 

 

 

 

 

 

 

10月ダイジェストおしまい。

 

 

 

 

 

まさ

夏の余韻

 

2017年 9月のダイジェスト

 

 

2017/9/3 田子洞窟

 

 

水があったかくて、綺麗で、そして穏やかな、

名残惜しい季節はすぐに終わってしまう。

 

 

夏の余韻を残してあっという間にいってしまった9月の回想録。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017・9・2 井田

 

2017/9/2井田

 

 

 

 

渋滞という魔物と戦い続けた高速道路も、

スペースの確保が勝負だった波打ち際も、

冷え性と、暑がりの永遠の空調バトルも、

 

 

9月のスイッチが入るとそれらすべては適度適切適温の平静を取り戻す。

 

 

熱気に満ちた夏の余韻を少しだけ残して、快適な秋は来る。

 

 

 

 

 

 

井田の海岸で、潜り終えたみんなと記念写真。

 

 

 

 

 

初心者の中にちょいちょい混じるベテランの顔。

 

 

 

経験が浅くドキドキ潜っていくその横で、

ブランクが空いてドギマギと潜っているベテランたち。

 

 

 

 

 

大丈夫。秋の気候が、秋の透明度が、そんな全員を暖かく包み込む。

 

 

 

ベストシーズンの始まり始まり~。

 

 

 

ミノカサゴでバタバタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017・9・3 田子

 

2017/9/3 Tシャツに短パンが懐かしい

 

 

9月の田子の透明度や魚影は凄まじく、

なんど同じような群れの動画や、風景写真を撮ってしまったかしれない。

 

このブログを書こうと9月のフォルダーを開けると

我ながら自分で撮りだめたデーターの類似に錯乱してしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

極小の生き物を観察するのは楽しい。

 

 

 

だけどそんなことをしていたら、ものすごい大物や、

ドラマティック&ダイナミックな瞬間を見逃してしまうのではないかと落ち着かない。

 

そんな海だった。

 

 

 

 

 

 

タイトルにも使った写真は田子のコチョウアラシというこの日の水中洞窟。

 

 

この中にもハタンポの群れやイセエビたちがギュウギュウとひしめいていて、

美しい青と漆黒のコントラストのなかを、小一時間ほどゆうゆうと泳いだ。

 

 

 

 

 

 

そこから、車を走らせ沼津の弥次喜多へ。

 

 

 

 

 

 

海に満たされて、腹も満たされて、Tシャツ短パンの残暑を愉しんだ。

 

2017/9/3 田子洞窟

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017・9・8  田子

2017/9/8田子 緊張ほぐれろ・・・

 

 

この日も田子へ。

 

デジタル一眼カメラ軍団と、

アドバンスをとって間もない軍団とに分かれて沖の浮島根に向かう船上でパチリ。

 

 

 

 

 

すごく楽しそうな写真ではあるが、実は・・・この中の一人、

初めての外海のダイビングに緊張し、顔がかなりひきつっていた。

 

 

 

 

 

精一杯口角を上げてはいるが、目の奥までは操作できない。

 

 

 

 

そのことを指摘するとどっと笑いに包まれた船上。

 

その瞬間の一枚なのだ。

 

 

 

 

 

そして、そんな緊張をほぐすために、

タンクブーツを被って和ませようとするスーパーインストラクターがいたことを、

君は忘れてはいけない。

 

タンクブーツを被る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017・9・10 江の浦

 

2017/9/10 エニョーラ

 

 

 

 

この日の日差しは、あきらめかけた日焼けへの情熱を思い出させてくれた。

 

 

濡れていた身体はあっという間に乾き汗がにじむ。

 

海上がりのシャワーを浴びると少しだけ皮膚がひりひりが痛む。

 

かみしめるように、おそらく今年最後になるであろう日焼けを楽しみながら・・・。

 

 

 

 

 

 

 

みーんな初心者。

 

江の浦の海底を削るもの、

不用意に水面まで打ちあがっていくもの、

日焼け止めが目にしみて痛いからダイビングをやめますとわめきだすもの、

眠たそうにほとんどインストラクターの話を聞いていないもの、

潜り終わった後は日本酒喰らって勝手に上機嫌極まりないもの、

 

みーんな不届き者。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

ご飯は熱海組も合流して一緒に。

集合写真も気持ちのいい空の下で。

 

 

 

 

 

それなのに・・・

 

ピースした自分の影を入れたくなっちゃったスナオのせいで

空3:海2:コンクリ5・・・。

 

唯一の心残り。

 

 

今年最後の日焼け

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017・9・16 井田

 

2017/9/16 井田

 

 

 

この日もみっっちり練習。

 

みんな初心者。

でもね・・・その”練習地”が楽しすぎる。

 

 

 

どこまでも見渡せる澄んだ海水に魚たちが乱舞し、あっという間にぼくらを取り囲む。

 

こっそりみんなを見守ってるふりをしてちゃっかりぼくは群れを眺めたり、動画に収めたりしていた。

 

 

 

時効を迎えた今なら言える。

 

 

 

 

 

 

 

浮きそうになったエノモトさんを見ていると、

浮力操作での再潜降を早々にあきらめて、猛然と水底向けて泳ぎ始めた。

 

 

 

 

 

その勢いすさまじく、海底に突き刺さった後抜けなくなってしまうイメージが脳裏をよぎった。

 

 

 

 

 

あの不動のコロダイのように、水底から1mのところでピターっと止まれるように、

当面余裕そうな顔のあいつをライバルに、頑張りましょう。

 

 

突き刺さってしまう

 

コロダイ先生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017・9・18 大瀬崎

 

9/18 大瀬

 

 

 

くぅーっおれもビールが飲みたい―っ。

呑めないのは未成年のしおちゃんとなつきと、インストラクター兼運転手の僕と。

ビールを手にした人々はみんな満ち足りた顔をしている・・・。くぅーっ。

 

 

 

 

 

 

この日も初心者ツアー。そして大瀬崎に入る。

透明度こそ今一つではあったが、なんとっ、ハチが現れたっ。

 

 

 

夜行性のハチは、昼間は砂の奥深くに潜っているためにまず見ることができない。

 

 

 

みんな見たこともない羽根のはえたこの奇怪な魚に不思議そうな眼差しを向ける。

 

 

 

 

別に空を飛ぶわけでもないのに羽が生えた魚は結構いる。

その代表格はこのハチ。

 

 

名前の由来もおそらく見たまま蜂なのではあるまいか。

 

 

せめてハチウオとかねぇ・・・魚らしい名前をねぇ・・・。

 

 

2017/9/18  ハチだぁーっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017・9・22 田子

2017/9/22  修善寺ランチ

 

 

 

こんないい日ぼくを海に連れ出してくれてありがとうございます。

 

 

 

ずいぶんゆっくりと時間が流れて、

車中も海中も食事中もずっと家族旅行の域を出ない、みたいな。

 

 

 

洞窟に降り注ぐ太陽の光を水底にあおむけになって受けていたシュウレイさんを、

僕はずっとファインダーにおさめていた。

 

 

カワキタさんは地元の肴に舌鼓うっちゃぁ酒をぐびり、

外に出てってタバコをくゆらせちゃぁにこり。

まるで恵比寿様のような表情を伊豆の空に浮かべておりました。

 

 

 

嬉しい出会いも2つ。

センテンイロウミウシ

と、

スザクサラサエビ。

 

 

 

特にスザクサラサエビ。

一見ふつう種のサラサエビとして見落としがちですが、ちょっと違う。

 

 

この違いを見抜けたら、

あなたもサラサエビの中にこの子を探してしまうことでしょう。

 

9・22 センテンイロウミウシ

 

2017/9/22  田子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/9/23 大瀬崎

2017/9/23 大瀬崎

 

 

ダイビング練習に真摯に向き合ったのち、毎度立ち寄る弥次喜多で。

 

 

世代も国も飛び越えて、”おいしい”を提供してる定食屋。

 

 

台湾から来たニーニーも嬉しそうにフライをほおばりご満悦。

 

 

 

でもね、僕は台湾にも行きたいのですよ。

ジブリの映画の”千と千尋”に出てくる、あの、お父さんとお母さんが豚になるまで食事を楽しんでしまう、

あんな屋台がそこかしこにゴロゴロあるのでしょう??

 

 

 

 

ニーニーに聞いたらぜひ来てほしいって。

美味しい店一杯あるって。

案内してくれるって。

 

 

 

 

与那国島からわずか100キロの台湾!!

海キレイ、飯旨い → 行くしかない。

 

 

 

台湾ツアー企画しますっ!

みんなで豚になりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/9/24 田子

 

2017/9/24田子 

 

 

素晴らしき田子の海。

 

 

なんだかんだここに来てしまうんだね今年の9月は。

 

 

 

 

 

1本目と2本目の間に休憩時間があまりとれなかった。

でも2本目は窒素もたまらないすごく浅い海。

「休憩の続きは水中でしますので」

 

 

 

 

 

海の中に潜ること小一時間。

 

真っ青に照らされた海底に仰向けで寝転んで目を閉じてみたり、

水底から離れた中層を、無重力になって魚群に囲まれたりした。

 

 

 

 

 

 

勝手知ったるメンバーで、勝手知ったる海で、勝手気ままに潜る。

 

 

 

 

ナイススタイル。

 

2017/9/24田子

 

 

 

 

 

 

 

2017/9/28・井田

 

2017/9/28井田 左の二人は兄弟ですか?

 

 

大学生も社会人も一緒になってこの日を過ごした。

 

職種も色々、人生も色々、でもこの日は一緒んなって海に入る。

 

ほんの一瞬交差するみんなの一日。

 

 

次に会えるのはいつだろうか・・・約束してるわけじゃないからわからない。

 

でもまたいつか会えるような気がするよね。

 

そう信じて解散する。

 

 

 

 

 

 

 

海の中で出会ったアサヒガニ。

 

この遭遇は人生で2度目。

 

個体数が少なく、砂の中にほぼ潜っているその習性から、見られるチャンスが極めて少ない。

 

 

 

 

 

不器用そうなフォルム。砂に潜るそのしぐさ。目をひっこめるチャーミング。

 

 

次にいつ交差するかしれない貴重な出会いを惜しむように、

アサヒガニとの時間をしばらく楽しんだ。

 

 

 

 

 

そして、

再会を信じて、我々は浮上する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/9/30・田子

 

2017/9/30  肉体労働の男たち風に

 

 

 

まるでブルーカラーの昼食風景のように男臭く飾らない感じがとてもかっこいい。

 

 

 

うちのお店に通う超重量級がそろってしまったツアー。

 

重たそうに走るハイエースとは裏腹に、

無重力の恩恵を受けて水中を軽やかに動き回る重量級の方々。

 

 

 

 

弥次喜多のご飯も大汗かきながら、フライでもビールでもごくごくと飲みほしていく。

 

 

 

 

 

 

9月最後の海は、このひとたちのはしゃぐ水中映像でお別れ。

 

 

 

 

 

 

さらば9月。面白い動画を見ながら明るくお別れしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また来年もいい9月でありますように。

 

 

 

 

 

また来年も元気で9月を迎えられますように。

 

 

 

 

 

まさ

 

おそすぎちゃってどーしよう・・・

 

8月のダイジェスト

 

 

夏の海路

 

 

 

むかし・・・すこしだけあっつい季節があった・・・。

 

すこしだけ・・・そのむかしを振り返ってみる・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/8/4・田子

8/4田子 紅一点っ。

 

8/4 ぱんかいーっ

 

 

 

日焼けするなら8月だっ。

車に乗り込むその直前まで、少しでも多くを露出していたい。

あとね、ビールを飲むなら8月だっ。

 

 

 

 

浅瀬へと移動していた田子の海の中で、突如ワラサの大群に囲まれた。

 

狩りの途中だったのだろうか。

ものすごい勢いでそれらは視界に飛び込こんできて、

何かを確認するかのようにぼくらの周りをぐるぐると回り始めた。

 

 

群れが去り、興奮顔を見合わせる僕ら。

 

 

ふと、ダイブコンピューターに目をやると、水深24mの深みに戻っていて・・・

そしてまた顔を見合わせる・・・。

 

 

 

 

一緒に映る、華奢なカッシー(略してキャシー)とその横のサスケはアドバンスの講習。

 

ワレカラというものすごくマニアックな海中の寄生生物を夏休みの自由研究の素材に選んでいて、

夏の繁忙期のぼくらをたじたじにさせていた。(笑)

 

 

 

ちなみに一番上のヒマワリの写真も、

みんなが寝ようとしている帰りの車を急停車し僕一人が降車し撮ってきたこの日のものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/5・伊東

8/5伊東  伊東のスタンダードな風景

 

 

いくばくかの無念を抱えてスタートしたこの日のツアー。

その理由は千葉の「西川名」に向かうはずが、海況の悪化に伴いそれが叶わなかったから。

 

 

 

代案に選んだ伊東。

 

 

 

野球でも代役が結果を残すチームは強い。

この日の伊東は、ぼくらからあっという間に主役を失った喪失感を忘れさせてくれた。

 

 

 

おびただしい魚の群れに囲まれて、火照った体がどんどん癒されていった。

 

 

 

潜った後に、花ごよみのマスターに旬のアオリイカを造ってもらった。

 

 

 

そしたらなぜか、

パパさんとオータニさんの顔はどんどん赤ら顔になっていった。

 

8/5 花季で頂いたアオリイカのお造り

 

8/5伊東 パパさんの顔が赤いのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/6・井田

8/6 井田 あつかった。とにかくセイワさんが生きづらそうだった

 

 

 

ご覧の通り、夏真っ盛り。

アドバンス講習担当のスナオが変なことしないか気になりつつ、

僕のほうはベテラン勢と一緒に深場へ直行。

 

水深32mから徐々に水深を上げてハクセンアカホシカクレエビやミジンベニハゼを狙う。

 

 

 

きれいな青色の空きビンに巣を作ったミジンベニハゼの黄色はとても映える。

 

夢中になってシャッターを切るが、深さ故アッという間に体内残留窒素は飽和点へ近づいてしまう。

 

 

 

 

その窒素の影響か・・・

なぜだか無性にフィンを脱ぎたくなったぼくは、裸足で海底を駆け上がってみたりした。

 

 

 

多分この光景をスナオが目撃したら・・・

変だ・・・と心配しただろうと推測する・・・。

 

8/6 井田に現れた忍びのもの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/11・城ヶ島

8/11  お店にて

 

 

お盆に入る。

 

案の定、第三京浜も東名もそこを埋め尽くす車両で身動きが取れなかったらしい。

 

三浦半島方面は渋滞無し。ノーストレス。

城ヶ島のボートポイントとビーチポイントに分かれてそれぞれが潜り、

三崎港で水揚げされたマグロを食べて帰ってきた。

 

 

やお夫婦がアドバンス認定。やりましたっ。

 

 

 

全てが順調だと思っていた僕は、

まさか自分の履いている海パンが若い女の子たちを引かせていたことをつゆ知らず、ご機嫌だったのです。

 

短すぎる、キモイ、、、等々。

 

だって普通に売ってる海パンはいてるだけなのに・・・。

 

 

 

それを履く人間によっては、身に着けちゃいけない海パンも普通に売られている・・・

ということを学んだ一日でもありました・・・。

 

8/11 城ヶ島 待ちに待ったマグロ三種盛りをほおばるっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/14・江の浦

8/14  奥おじさんの群れ。もりあがりました。(笑)

 

 

 

みな初心者なのだが、別に意図したわけでなくミカは若い子たちを担当。

 

ぼくの担当はみな僕より年上、ゆえに40を超えてるということになる。

 

 

 

 

海の中、ぼくらより少しだけ先に進んでいたミカチームが、

水中の沈むオブジェ(ドラえもん型の石)の前で泳ぎを止めている。

どうせつまらないジョークでもかましているのだろうと近づくと、

割と真面目に中性浮力の練習をしていた。

 

 

 

 

一生懸命練習するその若い子たちに「おじさんの群れが通ります」とスレートに書いて見せる。

もうもうと砂煙を上げながら、

それさえ気にせず目の前の魚を夢中で追う40オーバーの群れが差し掛かる。

 

 

 

夢中ではしゃぐのは、何も若い子たちばかりではない。

 

 

そして夢中になってはしゃいだ場合、

かなりの確率でおじさんたちの方が可愛いことが多い。と、ぼくは自負している。

 

 

 

 

 

運ばれてきたご飯に喜ぶ若者と、

 

無事にビールにありつけた喜びをかみしめるアダルトと、

 

 

 

 

あなたにもそのコントラストがくっきりと見えるはず。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/19-20・田子

8/20 田子の海中でイサキに囲まれた

 

 

 

夏の夜空にごうごうと炸裂する日本の美「花火」

船の上からそれを見ると海面にも映るから、単純計算だと二倍きれいということになる。

 

 

それに加えて、おいしいつまみと良いお酒がある。

こうなってくるともうその良さは2乗になったり3乗になったり、もう計算などできない。

 

 

ゆっくりと揺られながら大輪の花火を見上げるついでに良酒をぐびり。

 

 

真上に上がる花火の轟音と、それがやんだ時の静けさのなかに、船に当たる波の音がちゃぷり。

 

 

そよぐ海の風に乗って、夏の記憶を強烈にする煙硝の香りがふわり。

 

 

 

はかなくも強烈なたのしい思い出を残し、あっという間の2日間・・・。

 

 

 

時間よもう少しゆっくり行ってくれ、何度もそう思った。

 

8/19土肥の花火を船上から観賞

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/21・田子

8/21 田子の群れは今年もすごかった

 

 

沖合の「沖の浮島根」の根頭。

水深11mの世界はいつもこんな感じだった。

 

ぐわわーっとあっちから来たと思えば、がばばーっとこっちから、下からもどばばーっとくる。

 

 

 

 

 

 

何十年も前に海外で潜っていたが、ほぼ記憶は皆無。伊豆に潜るのも初めて。

という方々をご紹介いただき、

「この日いかんによっては今後のダイビングライフに影響出るよ」

とプレッシャーをかけられて向かった田子。(笑)

 

 

一本目はものすごく浅いところで慣らし、二本目思い切って外海にお連れした。

 

 

 

 

 

 

どうですかっ??

これが僕の力・・・もとい、伊豆の海のすばらしさっ。

 

8/21  田子の鉄管でかっこつけるフルキさんと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/24-25・大瀬崎

8/24-25 大瀬崎 休み時間も海へ(笑)

 

 

お泊りの海洋実習の初日、

2本のダイビングの合間にシュノーケリングにいそしもうという魂胆のみなさん。

 

とそれをお連れするきゃしー。

 

 

この日の海は優しく穏やかにぼくらを迎えてくれて、

終始和やかにライセンス取得に向けた特訓ができたように思う。

 

 

 

ぼくが担当したのは小学四年生を連れた母子だ。

 

何でも自分でやってみたい年ごろで、でも出来ないとすぐに放り出す。

 

でもそれを克服した時の表情はぱぁっと明るくなって、

その顔見たさに大人も必死に励まし、見守り、あの手この手。

 

 

 

 

 

立派にできてたよナオ。

 

 

疲れ切ってお母さんにぐっすりともたれている姿も完璧だったよ。

 

 

 

 

 

やりとげて、ダイビングライセンスを自分で勝ち取ったナオには確実に応援団一人増えてます。

 

 

 

フィンキックしろナオ!

ちがう・・・。はばたけナオっ。

 

8/24-25  小学4年のナオも一人前のダイバーに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/26・IOP

8/26 IOPの帰りは花季でランチ

 

 

スイフトというコンパクトカーを1台借りてそのスポーティーな走りを体感しつつIOPへ。

 

 

 

そのせいでしょうか・・・

 

ぼくもスポーツモードにシフトしちゃったみたい・・・

 

 

 

そんなに泳がないって言ったのに、2本目、結局気づいたら2の根まで・・・。

あれはきっとスイフトのせいだと思います。

 

 

 

 

2本ともロングスイムなのに、結局エキジット場所のミナミハコフグの幼魚と、

南方種のヌノサラシが一番熱かったっ。

 

 

 

ということでごめんなさいー。

話してたことほとんどウソになってしまいましたっ。

 

8/26IOP ヌノサラシ。配色あんま良くない、ね、塩月さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/27・田子

8/27 田子船上 ノムラより黒いナガハラちゃん

 

 

キャシーもたまーにたまたまいい仕事をする時がたまーにたまたまある。

 

この日の数日前にフタイロハナゴイという南方の綺麗なハナダイを見つけたというのだ。

普段伊豆では見れない種。

 

グッジョブ。見たい。

 

 

 

 

ミカにその場所を確認すると、「あぁそれなら私知ってますよ」という。

「あ、ほんと。よかったー」とぼくはそう返した。

 

 

よし、ついて行けば大丈夫とそこで話を終えてしまったのがいけなかった。

 

相手はミカ、もっと入念にディティールまで打ち合わせをしとくべきだったのだ。

 

 

 

 

 

ミカチームに少し遅れること潜降していくと、フタイロハナゴイ方面にミカチームの姿はなく、

自力であてずっぽうに探すも発見出来ない。

 

あてにしていたミカも、待てどくらせど来ない。

 

 

・・・。

 

 

 

さっきのあの会話の後で、よく別ルートを選択できるものだとつくづく感心する。

ふつーくるだろーこっち・・・

 

 

 

うなだれて浮上した。

 

 

 

写真はみたっちが撮った意図せざる一コマ。

 

 

 

おそらく2匹はひそひそと、ミカへの悪口でも言っているのではあるまいか?

 

いやまず間違いないだろう。

 

8/27 ミカちゃんてさー、ひそひそひそ byみた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/31・田子

8/31 田子の船上。このあと海中は戦場(笑)

 

 

 

この日の朝、珍事が起こる。

本人の強い希望もあり口外することは出来ないが、その珍事でこの日のツアー行きを断念した人がいた。

 

 

という訳で、若い女の子たちにポツンとおじさん一人投げ込まれたような構図。

 

ミカはこの日お休みで、車に空きがあるのをこっそり狙っていたようで、いそいそとついてきた。

 

 

 

 

さて水中はというと、ちょいとウネリがあるようだ。

 

 

洞窟に入りたいとお願いすると船長さんは心配そうな表情を浮かべていたが、

無茶は勿論しないので・・という約束で入れてもらった。

 

 

 

 

平日でしかもウネリもあって、僕ら以外には誰もこの日入った形跡はなし。

 

物凄い数のハタンポの群れと、

ものすごい数のイセエビ達が僕らの侵入に度肝を抜かれて慌てて逃げ惑う。

 

全く人の侵入を予期してなかったのだろう。その数、量、動きが凄かった。

 

 

 

 

 

そして狭い洞窟で僕らもわーきゃーうねりにに揉まれながら・・・(笑)。

 

 

 

 

 

若い君たちに言っておこう。

 

そう。これが海なのだ。

 

 

ごらん、

こんなに小さなウミウシ達もうねりをものともせずに、

種の保存という営みを粛々と進めている。

 

 

 

たくましく。

 

8/31田子洞窟のキャラメルウミウシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みじかかったね。8月。

 

 

 

 

 

 

 

 

おしまい。

 

 

 

まさ