何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

店長:マサシ

マサシ:
筋肉の貯金はできる

スタッフ:ミカ

ミカ:
トイレ近い

スタッフ:マイ

マイ:
一番エライちび

スタッフ:スズカ

スズカ:
すぐ寝る。

スタッフ:ユキヤ

ユキヤ:
祖父農家 米安定供給

スタッフ:マサ

マサ:
脳が硬式野球

masa のすべての投稿

沖の初飛行

 

 

2017/11/23-24・田子    透明度8-10   水温18℃

 

沖の初飛行

 

 

 

リョウタは小さくて細くてかわいいおとこのこ。

 

 

軽量が故に多くの女性に妬まれ、

その美貌が故に多くの女性を敵に回し、

この僕ですら、
どうしてもどちらかと結婚しなければいけないという状況になるのであれば、

 

スナオよりもリョウタ。

ミカよりもリョウタ。

マイさんよりもリョウタ。

 

と、そうおもうのです。

 

 

 

そんなリョウタがその容姿からは想像できないほどの男らしさと根性を併せ持っていた、

ということが分かったアドバンス講習のお話。

 

 

 

 

今までの練習用のポイントとは違い、

切り立った地形に激流が流れ込む田子の”沖の浮島根”

 

に、ひるむどころかそこに集まる魚たちに目を輝かせている。

 

根から根へと水底のない中層の初フライトにも心躍らせている。

 

 

 

 

 

そして2本目、

僕らが水中に潜った直後に風が出てきて、

あっという間に3mを超す大波がごうごうと押し寄せ、大シケになってしまった。

 

 

エキジットしたい僕らに船を寄せられないほどの大波で、

己の脚力のみ頼り・・・およぐ・・・およぐ・・・。

 

やっとの思いで船に乗り込むも、

転覆の可能性を考るとフィンやマスクを外せない・・・

そんな海・・・。

 

 

 

リョウタは華奢な体に詰め込んだ大盛りのカレーライスを激しくリバースしながらも

それでも次のダイビングへと突き進む。

 

 

2日間を終えて、

 

 

 

「たのしかったです」

 

「ダイブマスターにも興味があります」

 

 

と言い放ったリョウタは、男の中の男さ。

 

 

 

 

 

AOW取得おめでとう。

 

 

 

文句なしの合格です。

 

 

 

海の男になろうっ。

 

 

 

 

 

下の写真は一緒に帯同したシオツキさんの力作たち。

使わせていただきやすよー。

 

 

 

2日目、荒れ模様の田子を回避して大瀬崎に移動。

 

「ああ、なんて優しい海だ」

 

とみなが感嘆の声を漏らしたのでした。

 

 

みさ子さん、しおつきさん、おふたりもおつかれさまでした。

 

 

シオツキさんの力作

 

シオツキさんの力作 巣作り中のクロイトハゼ

 

ニシキフウライウオ

 

美味しいコーヒーで帰り路の休憩

 

 

 

 

まさ

 

くろんぼ赤ちゃん

 

2017/11/3・安良里      透明度6-8m  水温23℃

 

 

DSC05286

 

 

 

7人1チーム。

 

 

安良里のビーチポイントを目指します。

 

 

ここにはネジリンボウもハチマキダテハゼもハナタツもニシキフウライウオもいるという情報♪

 

 

 

 

 

 

 

だがしかし・・・その主役たちをぶっちぎりでわき役に代えてしまった生物のお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひろーい砂の海底をゆっくりと泳いでいくと、その水底にポテっと黒い塊が目に入ります。

 

丸っこくてピクリとも動きません。

 

 

 

 

 

石にしちゃゴツゴツ感がなさ過ぎて、

魚にしちゃ丸すぎて、

貝殻にしちゃぁ硬さが感じられない・・・。

 

 

 

 

 

僕はその物体を凝視したままどんどんと、じりじりと

そのクロいぽってりとした物体に近づいていきます。

 

 

 

 

すると・・・

「わずかに動いたっ」

 

 

 

 

よーく目を凝らすと目も胸鰭もついていて、ピョコピョコと小さく動いています。

 

 

 

 

 

 

 

その名もサザナミフグ。

の、幼魚。

 

10cmほどの幼魚で伊豆で見られることはほとんどありません。

 

 

 

 

 

 

 

パンダのシャンシャンにしても、

このサザナミフグの赤ちゃんにしても、

どうして小さい頃はこんなにも丸っこく可愛くできているのでしょう。

 

 

 

 

 

一瞬にしてこの日の目的の一つだった生物たちが脇役になってしまった瞬間でした。

 

 

 

 

 

 

僕たちの心を鷲掴みにしたこのくろんぼのサザナミフグを脳裏に焼き付けて、

後ろ髪を引かれる思いでその場をあとにしたのです・・・。

 

 

 

ね、やばいでしょ    byひろこ

 

ほら。やばくない?     byひろこ

 

あーもうだめだ、やばい。     byひろこ

 

はいフィニッシュ        byひろこ

 

 

 

あとね、

 

 

 

カメラトラブルでしょげてるシオツキさんも、

ブランクあけで何をやってもみんなに遅れをとって慌てるニシカワせんせーにも、

みんな、

サザナミフグを見てたようなまなざしを向けていたこと、

ここにご報告しておきます。

 

 

 

 

 

 

 

ヒロちゃん写真いっぱい使わせてもらいました、ありがとう。

 

 

 

 

 

 

サザナミの赤ちゃん会えてうれしかったよ、ありがとう。

 

 

 

 

 

 

まさ

まっかな船長

 

 

 2017/11/1-2・田子      透明度6-8m  水温23.0℃

 

 

まっかだね

 

 

 

 

 

ドキドキのナイトダイビングに向かう船の上。

 

 

海に沈みゆく夕日に向かって船を走らせている。

 

 

海に敷かれたレットカーペットみたいな夕日の一本道がどんどん細くなって、

真っ赤な火の玉が完全に水面に消えると、

海の中の夜行性の生き物たちが一斉に動き出す。

 

 

ワクワクしながら、しばしサンセットクルーズ。

 

 

 

 

 

 

 

ふと後ろを振り返ると、

手のひらに夕日がのっかっているような写真を撮ることに夢中になっている

おちゃめな船長さんが真っ赤に染まっていた。

 

 

 

 

 

左手を伸ばし、右手でスマホを構え・・・

 

ハンドルやレバーから手を放し、進行方向ノールーックの、

おちゃめなサンセットクルーズ・・・。(笑)

 

 

 

いやはー

 

 

サチノとみちこちゃんはアドバンス講習。

なつみちゃんはオープンウォーター講習。

 

 

 

講習とはいえ、

いっぱい魚も見れた。

ものすごい起伏の激しい海底の風景に圧倒された。

 

 

 

青空と、真っ赤な夕日と、満天の星空にも恵まれた。

 

 

 

アドバンスおめでとう。

オープンウォーターお疲れさま。

 

 

 

思い出に残る楽しい二日間をありがとう。

 

 

まま、ささ、どぞどぞー

 

きれいだねー、たのしそうだねー

 

ここで安定しちゃった?

 

OW、AOW、おめでとう

 

はい、しょうこしゃしん

 

 

 

 

まさ

しみじみと   ~10月~

 

 

 

 

2017年10月ダイジェスト

 

 

 

 

美酒の肴

 

 

 

 

 

 

 

シャツの首元から吹き込む風に両肩がすぼんで、

枝から振り落とされた葉っぱが、短パンからのぞく素足にあたっておちる。

 

 

とうとう10月。

 

 

もう、短パン半袖限界だ・・・。

海への車中もサーフミュージックより、

あったかい日本の情緒的バラードが良く似合う。

 

 

 

 

 

おいしいものと珍しい生き物との遭遇に想いを馳せながら、

かよった海の10月回想録。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/10/1・井田

 

井田にかかる雲の下

 

 

 

華奢な柏木(略してキャシー)にハンドルを任せ、

席の後方に座った僕は、居合わせた外科医に自分の両手首の捻挫について指示を仰いでいる。

 

 

「湿布ですねと」眠たそうにその外科医が答えたので、

そうですねと、僕も寝ることにした。

 

 

キャシーの操るハイエースは、その今にも消えそうなか細い声のように静かに走り、

気が付くと山間のコンビニに休憩のための車庫入れの最中だった。

 

 

秋にも「春眠暁を覚えず」みたいな言葉がなかっただろうか・・・

あったようなきもするが・・・まぁいいか。

 

 

 

 

 

 

経験の浅い今日のメンバーたちと井田の海で2本潜った。

 

 

2本目陸に上がろうとすると、

僕のBCDに装着したはずのビーチサンダルが無くなっていることに気づく。

 

”それ”を止めていたバックルが外れてしまっていたのだ・・・。

 

慌てて海原を振り返るが沖に出る風に乗って既にサンダルは有視界にはなく、

あきらめるしかなかった。

 

「ドジこいた・・・。」

 

 

 

 

へこんでいるとキャシーが寄ってきて、

k:「サンダルですか?」

 

m:「え?ひろってくれていたのか?」

 

k:「いや、水中で浮いていくのを見ました」

 

m:「見届けただけか?」

 

k:「はい」

 

m:「なにーっ?」「どうして行かなかった?」

 

k:「忙しかったので・・・」

 

m:「そうか・・・」

「いやいやいやいや、でも教えるぐらいはできたろーがっ」

 

 

 

 

 

現地サービスのサンダルを借りて帰路に就く。

 

 

 

善意まで華奢なのか・・・

 

 

 

借り物サンダルの両脚は骨の髄まで寒々と冷やされていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は、

道中、争うように爆睡をむさぼっていた外科医渾身の浮力練習。

 

 

少し動きが硬いが、初めての水中を夢中で遊んでいたのが印象的だった。

 

 

陽だまりみたいな海の中をみんなでキラキラと。

 

 

そーぞーのせかい

 

ふりむいてごらん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/10/15・江の浦

 

 

小田原ランチ

 

 

みんなこの夏に初めてOCEAN TRIBEデビューの人たちである。

 

「カメ見たーい」なんて言うお決まりのリクエストを

これまたお決まりの「上手くなったらねー」なんて、軽ーくいなしながら、

小田原は江の浦の海の入る。

 

 

 

 

さーて、みっちり行くかぁーっ今日も。

と、ふと前方を見ると我が目を疑った。

 

 

 

 

なんと、一匹のアオウミガメが悠然と泳いでいるではないかっ!!!

 

「かっ、かっ、かかっ、かかめかめかめーっ」と指さしながら叫ぶも

聞こえるはずもなく、みんなからは見えない距離・・・。

 

「急いでっ泳いでっ、はやくはやくっ。」

って言っても、ついこないだダイビングを始めたばかりでそんなの無茶だし・・・。

 

 

仕方なく僕だけ加速して証拠動画を収めることに成功。

 

 

がしかし・・・

 

 

 

ひとりだけ楽しんだインストラクターとしての汚名をいただき、

同業他社のパイセンインストラクターからは、

カメを追いかけ現場海域から遠ざけたA級戦犯に祀り上げられて・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は、

「オーシャントライブは運転してくれるから、帰りにお酒飲めるでしょう。そこが素晴らしい」

って毎回褒めてくれるエノモトさん。

 

 

大物見たいって言ってたのに、極小のウミウシを右から左から

最後は真上から食い入るように観察してましたよね・・・。

 

 

 

 

 

 

 

あとね、褒めてくれるとこ。

 

 

なんかもっといいとこ他になんかないすかね・・・。

運転だけじゃないでしょう???

 

 

 

十字を背負う男

 

5mmのヒロウミシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/10/16-17 雲見・田子

 

シュウレイさん200本

 

 

 

僕とシュウレイさんがタッグを組んだのはかれこれ十数年前。

 

以来着実に、ときに休みながら続けてきたダイビングも今日節目の200本を迎え、そして超えていきます。

 

 

そのお祝いも兼ねて、ちょっといいホテルで思い出話に花をさかせながら、至福の1泊2日。

 

 

70を超えて尚、おてんばなシュウレイさんと、40を目前にした僕とあと何年タッグを組めるでしょうかね?

10年は行けるかな?

 

 

 

 

まぁこんなふうにおいしいお酒を飲みながら行けるところまで行きましょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

海況に恵まれて。

 

美味しいものをいただいて。

 

良いメンバーに囲まれて。

 

 

 

 

 

アキラさんのブルーラベルであっという間に幸せな夜は更ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一度言うよ。

 

 

至福の二日間。

 

 

 

おめでとうシュウレイさん。

 

西伊豆の夜

 

 

ダンディラベル

 

風景という名の芸術

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/10/21-22 田子

 

 

寝てるんじゃねーっ

 

 

予想よりも台風21号の影響が早くに出始めてしまった。

当初の雲見の予定は変更余儀なく、田子に落ち着く。

 

 

 

じたばたしたってしょうがない。

のんびりいこう。

 

 

 

どっぷりと田子の海底に浸かり、

雨の音をBGMに昼寝したりお昼を食べたり3時間ほど休憩をとる。

 

秋雨がシトシトと、うっすらと色づき始めた木の葉を濡らしている。

 

 

 

 

 

 

泊りはいい。

 

 

 

 

 

 

ゆっくり海で過ごして、この後どうしよう。

 

温泉がいい。

 

 

 

温泉出たらどうしよう。

 

美味しい夕飯が待っている。

 

 

 

美味しいもの食べた後は?

眠くなるまで、飲みなおそう。

 

 

 

 

 

 

クニマルを酒の肴に。

 

 

雨のブリーフィング

 

有視界飛行

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/10/24-25 雲見 ・安良里

左からマミコ、セツコ、ボク

 

 

 

左から

まみこ・せつこ・まさのぶ

 

 

平日のお泊りツアー。

とことん写真を撮ろう。

ぼくのもっともテンションの上がるリクエストで気合が入る。

 

しかも母せつこ(通称)と一緒であり、

せっちゃん自作の魚図鑑に載っていない種を発見することにもモチベーション上がる。

 

 

 

 

んがしかしっ、台風明けの海はそんなに甘くない。

 

視界はほんの3mほど。グラつくうねりが所々に入りカメラのフォーカスを狂わす。

 

 

 

生物も落ち着かない様子で、

群れからはぐれた生き物ソワソワ。

 

数日間の空腹でごはんを探さなくてはならないのに、

定着できる居場所が無くてウロウロ・・・。

 

 

とんでもない大岩が本来の洞窟の入り口を完全にふさいでしまうような台風の脅威の後で、

でもああやってたくましく生きている魚たちがなおさらいとおしくなる。

 

 

 

 

ということで写真には厳しい2日間・・・。笑

 

 

 

 

 

 

夜は近くのおそば屋さんで夕食と晩酌を。

 

旧知の三人だからね、会話はすぐに深いところまで。

 

歯に衣着せる間柄ではないからね、あっというまに夜はふける。

 

 

 

 

 

アカネテンジクダイ

ヒレナガネジリンボウ

ハチマキダテハゼ

 

 

 

 

それらを見ることができて良かった。と、

せっちゃんが言ってくれたのでオールOっK!!

 

 

ヒレナガネジリンボウ

 

ホンヤドカリ byせっちゃん

 

ヒメフエダイ byせっちゃん

 

蕎麦屋で晩酌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/10/28-29 田子・井田

 

宿ではOW海洋実習組と合流して

 

 

 

2週連続台風の直撃を受けそうだ・・・。

 

 

 

先週のことがあるから、初日の田子で3本潜っておこう。

 

 

この作戦が振り返ると実に素晴らしかった。

 

 

 

 

 

 

 

この日のメンバーもみんな10年来の付き合いで、一番本数の少ないゆかりでさえ200本。

おかちゃんが500本

よねでぃが300本

ゆかりが200本

の記念ダイビングをみんなで祝おうっ。と。

 

 

 

 

 

 

 

何度も一緒に入っている海で、

一人言のようなブリーフィングを形式上すませて早速おのおのの深みにはまっていく。

 

 

阿吽の呼吸で要所要所でしっかりとアイコンタクト。

 

 

姿が見えていなくても、進む方向を熟知してるから誰も迷子にはならない。

 

 

ハイレベルな海をノープランでもしっかり遊べる人たち。

 

 

 

 

う~んおれ、

いらないね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして3本目。

ゆかりの200本目のダイビング。

 

1本目ワイドに、2本目マクロに攻めたから、

3本目はカメでも狙おうかと”沖ノ島”に入る。

 

 

 

 

 

何かを感じた。

 

 

あらわれたアオウミガメに友情みたいな何かを感じた。

 

 

 

気持ちを汲んでくれたアオウミガメは1分ほど一緒に泳いでくれた後、

我々に両手を振りながら遠くに泳いで行った。

 

 

 

 

 

おかちゃん、

よねでぃ

ゆかり

おめでとう。

 

 

かめさん、

ありがとう。

 

 

 

 

 

 

ずっと続きますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、

10/6-9のミカと行った屋久島の1ショットで10月のお別れです。

 

 

 

 

 

 

 

遊び疲れて見る夢は、

どんなだったでしょう。

 

 

屋久島で見る夢

 

 

 

 

 

 

 

10月ダイジェストおしまい。

 

 

 

 

 

まさ

夏の余韻

 

2017年 9月のダイジェスト

 

 

2017/9/3 田子洞窟

 

 

水があったかくて、綺麗で、そして穏やかな、

名残惜しい季節はすぐに終わってしまう。

 

 

夏の余韻を残してあっという間にいってしまった9月の回想録。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017・9・2 井田

 

2017/9/2井田

 

 

 

 

渋滞という魔物と戦い続けた高速道路も、

スペースの確保が勝負だった波打ち際も、

冷え性と、暑がりの永遠の空調バトルも、

 

 

9月のスイッチが入るとそれらすべては適度適切適温の平静を取り戻す。

 

 

熱気に満ちた夏の余韻を少しだけ残して、快適な秋は来る。

 

 

 

 

 

 

井田の海岸で、潜り終えたみんなと記念写真。

 

 

 

 

 

初心者の中にちょいちょい混じるベテランの顔。

 

 

 

経験が浅くドキドキ潜っていくその横で、

ブランクが空いてドギマギと潜っているベテランたち。

 

 

 

 

 

大丈夫。秋の気候が、秋の透明度が、そんな全員を暖かく包み込む。

 

 

 

ベストシーズンの始まり始まり~。

 

 

 

ミノカサゴでバタバタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017・9・3 田子

 

2017/9/3 Tシャツに短パンが懐かしい

 

 

9月の田子の透明度や魚影は凄まじく、

なんど同じような群れの動画や、風景写真を撮ってしまったかしれない。

 

このブログを書こうと9月のフォルダーを開けると

我ながら自分で撮りだめたデーターの類似に錯乱してしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

極小の生き物を観察するのは楽しい。

 

 

 

だけどそんなことをしていたら、ものすごい大物や、

ドラマティック&ダイナミックな瞬間を見逃してしまうのではないかと落ち着かない。

 

そんな海だった。

 

 

 

 

 

 

タイトルにも使った写真は田子のコチョウアラシというこの日の水中洞窟。

 

 

この中にもハタンポの群れやイセエビたちがギュウギュウとひしめいていて、

美しい青と漆黒のコントラストのなかを、小一時間ほどゆうゆうと泳いだ。

 

 

 

 

 

 

そこから、車を走らせ沼津の弥次喜多へ。

 

 

 

 

 

 

海に満たされて、腹も満たされて、Tシャツ短パンの残暑を愉しんだ。

 

2017/9/3 田子洞窟

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017・9・8  田子

2017/9/8田子 緊張ほぐれろ・・・

 

 

この日も田子へ。

 

デジタル一眼カメラ軍団と、

アドバンスをとって間もない軍団とに分かれて沖の浮島根に向かう船上でパチリ。

 

 

 

 

 

すごく楽しそうな写真ではあるが、実は・・・この中の一人、

初めての外海のダイビングに緊張し、顔がかなりひきつっていた。

 

 

 

 

 

精一杯口角を上げてはいるが、目の奥までは操作できない。

 

 

 

 

そのことを指摘するとどっと笑いに包まれた船上。

 

その瞬間の一枚なのだ。

 

 

 

 

 

そして、そんな緊張をほぐすために、

タンクブーツを被って和ませようとするスーパーインストラクターがいたことを、

君は忘れてはいけない。

 

タンクブーツを被る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017・9・10 江の浦

 

2017/9/10 エニョーラ

 

 

 

 

この日の日差しは、あきらめかけた日焼けへの情熱を思い出させてくれた。

 

 

濡れていた身体はあっという間に乾き汗がにじむ。

 

海上がりのシャワーを浴びると少しだけ皮膚がひりひりが痛む。

 

かみしめるように、おそらく今年最後になるであろう日焼けを楽しみながら・・・。

 

 

 

 

 

 

 

みーんな初心者。

 

江の浦の海底を削るもの、

不用意に水面まで打ちあがっていくもの、

日焼け止めが目にしみて痛いからダイビングをやめますとわめきだすもの、

眠たそうにほとんどインストラクターの話を聞いていないもの、

潜り終わった後は日本酒喰らって勝手に上機嫌極まりないもの、

 

みーんな不届き者。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

ご飯は熱海組も合流して一緒に。

集合写真も気持ちのいい空の下で。

 

 

 

 

 

それなのに・・・

 

ピースした自分の影を入れたくなっちゃったスナオのせいで

空3:海2:コンクリ5・・・。

 

唯一の心残り。

 

 

今年最後の日焼け

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017・9・16 井田

 

2017/9/16 井田

 

 

 

この日もみっっちり練習。

 

みんな初心者。

でもね・・・その”練習地”が楽しすぎる。

 

 

 

どこまでも見渡せる澄んだ海水に魚たちが乱舞し、あっという間にぼくらを取り囲む。

 

こっそりみんなを見守ってるふりをしてちゃっかりぼくは群れを眺めたり、動画に収めたりしていた。

 

 

 

時効を迎えた今なら言える。

 

 

 

 

 

 

 

浮きそうになったエノモトさんを見ていると、

浮力操作での再潜降を早々にあきらめて、猛然と水底向けて泳ぎ始めた。

 

 

 

 

 

その勢いすさまじく、海底に突き刺さった後抜けなくなってしまうイメージが脳裏をよぎった。

 

 

 

 

 

あの不動のコロダイのように、水底から1mのところでピターっと止まれるように、

当面余裕そうな顔のあいつをライバルに、頑張りましょう。

 

 

突き刺さってしまう

 

コロダイ先生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017・9・18 大瀬崎

 

9/18 大瀬

 

 

 

くぅーっおれもビールが飲みたい―っ。

呑めないのは未成年のしおちゃんとなつきと、インストラクター兼運転手の僕と。

ビールを手にした人々はみんな満ち足りた顔をしている・・・。くぅーっ。

 

 

 

 

 

 

この日も初心者ツアー。そして大瀬崎に入る。

透明度こそ今一つではあったが、なんとっ、ハチが現れたっ。

 

 

 

夜行性のハチは、昼間は砂の奥深くに潜っているためにまず見ることができない。

 

 

 

みんな見たこともない羽根のはえたこの奇怪な魚に不思議そうな眼差しを向ける。

 

 

 

 

別に空を飛ぶわけでもないのに羽が生えた魚は結構いる。

その代表格はこのハチ。

 

 

名前の由来もおそらく見たまま蜂なのではあるまいか。

 

 

せめてハチウオとかねぇ・・・魚らしい名前をねぇ・・・。

 

 

2017/9/18  ハチだぁーっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017・9・22 田子

2017/9/22  修善寺ランチ

 

 

 

こんないい日ぼくを海に連れ出してくれてありがとうございます。

 

 

 

ずいぶんゆっくりと時間が流れて、

車中も海中も食事中もずっと家族旅行の域を出ない、みたいな。

 

 

 

洞窟に降り注ぐ太陽の光を水底にあおむけになって受けていたシュウレイさんを、

僕はずっとファインダーにおさめていた。

 

 

カワキタさんは地元の肴に舌鼓うっちゃぁ酒をぐびり、

外に出てってタバコをくゆらせちゃぁにこり。

まるで恵比寿様のような表情を伊豆の空に浮かべておりました。

 

 

 

嬉しい出会いも2つ。

センテンイロウミウシ

と、

スザクサラサエビ。

 

 

 

特にスザクサラサエビ。

一見ふつう種のサラサエビとして見落としがちですが、ちょっと違う。

 

 

この違いを見抜けたら、

あなたもサラサエビの中にこの子を探してしまうことでしょう。

 

9・22 センテンイロウミウシ

 

2017/9/22  田子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/9/23 大瀬崎

2017/9/23 大瀬崎

 

 

ダイビング練習に真摯に向き合ったのち、毎度立ち寄る弥次喜多で。

 

 

世代も国も飛び越えて、”おいしい”を提供してる定食屋。

 

 

台湾から来たニーニーも嬉しそうにフライをほおばりご満悦。

 

 

 

でもね、僕は台湾にも行きたいのですよ。

ジブリの映画の”千と千尋”に出てくる、あの、お父さんとお母さんが豚になるまで食事を楽しんでしまう、

あんな屋台がそこかしこにゴロゴロあるのでしょう??

 

 

 

 

ニーニーに聞いたらぜひ来てほしいって。

美味しい店一杯あるって。

案内してくれるって。

 

 

 

 

与那国島からわずか100キロの台湾!!

海キレイ、飯旨い → 行くしかない。

 

 

 

台湾ツアー企画しますっ!

みんなで豚になりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/9/24 田子

 

2017/9/24田子 

 

 

素晴らしき田子の海。

 

 

なんだかんだここに来てしまうんだね今年の9月は。

 

 

 

 

 

1本目と2本目の間に休憩時間があまりとれなかった。

でも2本目は窒素もたまらないすごく浅い海。

「休憩の続きは水中でしますので」

 

 

 

 

 

海の中に潜ること小一時間。

 

真っ青に照らされた海底に仰向けで寝転んで目を閉じてみたり、

水底から離れた中層を、無重力になって魚群に囲まれたりした。

 

 

 

 

 

 

勝手知ったるメンバーで、勝手知ったる海で、勝手気ままに潜る。

 

 

 

 

ナイススタイル。

 

2017/9/24田子

 

 

 

 

 

 

 

2017/9/28・井田

 

2017/9/28井田 左の二人は兄弟ですか?

 

 

大学生も社会人も一緒になってこの日を過ごした。

 

職種も色々、人生も色々、でもこの日は一緒んなって海に入る。

 

ほんの一瞬交差するみんなの一日。

 

 

次に会えるのはいつだろうか・・・約束してるわけじゃないからわからない。

 

でもまたいつか会えるような気がするよね。

 

そう信じて解散する。

 

 

 

 

 

 

 

海の中で出会ったアサヒガニ。

 

この遭遇は人生で2度目。

 

個体数が少なく、砂の中にほぼ潜っているその習性から、見られるチャンスが極めて少ない。

 

 

 

 

 

不器用そうなフォルム。砂に潜るそのしぐさ。目をひっこめるチャーミング。

 

 

次にいつ交差するかしれない貴重な出会いを惜しむように、

アサヒガニとの時間をしばらく楽しんだ。

 

 

 

 

 

そして、

再会を信じて、我々は浮上する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/9/30・田子

 

2017/9/30  肉体労働の男たち風に

 

 

 

まるでブルーカラーの昼食風景のように男臭く飾らない感じがとてもかっこいい。

 

 

 

うちのお店に通う超重量級がそろってしまったツアー。

 

重たそうに走るハイエースとは裏腹に、

無重力の恩恵を受けて水中を軽やかに動き回る重量級の方々。

 

 

 

 

弥次喜多のご飯も大汗かきながら、フライでもビールでもごくごくと飲みほしていく。

 

 

 

 

 

 

9月最後の海は、このひとたちのはしゃぐ水中映像でお別れ。

 

 

 

 

 

 

さらば9月。面白い動画を見ながら明るくお別れしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また来年もいい9月でありますように。

 

 

 

 

 

また来年も元気で9月を迎えられますように。

 

 

 

 

 

まさ