何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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蒼海の誕生日

 

2021/6/28・田子   透明度20m!!  水温25℃!!

 

 

 

 

 

 

男性のメンバーから冷やかしが・・・。

 

僕の誕生日に僕指名の海のツアーをリクエストしたいという。

 

 

 

・・・いや・・・そーいうの、ほんといいんで・・・。

 

そーいうお店じゃないし、そっとしといてください・・・。

 

 

 

でも、その人は半笑いで、

 

「まさかマサさんの誕生日に人が集まらなくてツアーが出来ませ

んなんてことはないんでしょう?」

 

と更なるあおりを止めようとしない。

 

 

 

 

 

本来であれば我々は、

 

ツアーのリクエストを頂いた瞬間からそのことに深く感謝し、何

とかツアー催行最少人数2名以上を喜んで募らせて頂くというのが

筋だろう。

 

 

 

 

 

が、

ですよ・・・。

 

 

 

 

 

まさか

「僕の誕生日を祝いたいというツアーがあるのだけど、

その日のご都合いかがですか?一緒に祝いませんか?」

なんて誘えるかーっ。

 

そんで断られたらもう目も当てられないでしょうがっ。

そんなリスクしかない集客なんて怖くて出来ないわっ。

 

 

 

 

 

 

 

ということで、

知ってか知らずかは置いといて・・・

集まってくれた3人と田子に行くことになりました。

 

 

 

 

 

 

 

覚えててくださいね。Fさん。

いや・・・ちがうか・・・。

 

ツアー予約ありがと、Fさん。

こう・・・いうべき・・・。

 

 

 

 

 

 

が、

ですよ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他のダイバーが皆無の貸し切りの海は、

今まさに黒潮が当たり、

冒頭の写真のような魚群あり、

壮大な海底の地形はどこまでも丸見えっ!

 

 

 

 

 

 

突き上げられるような爽快感に、

思わず流れに身を任せたくなって

突発性ドリフトダイビングでどこまでも。

「くぅーっ」

 

 

 

 

 

こんな海は予想してなくって、

思わず本気で今日のリクエストに感謝しちゃう。

 

 

 

 

 

Fさん、本当に、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

。(田子の船着き場に伸びるマメダワラに絡まるF氏)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「素晴らしい海に連れ出すまでが僕からのプレゼント。

あとは運転頑張って」

 

と、F氏は3杯もの生ビールをあおりながら・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おれへ。

 

おめでとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさ

ちんぷれー

 

2021/6/14・井田     透明度6-8m  水温21℃

 

 

IMG_2651

 

 

 

 

週末の海を経て、この日は月曜日。

 

 

 

グーグルマップは渋滞無しの現地到着時間を

予想している。

 

 

 

鼻唄交じりに、「用賀インターのスタバなんか寄って、

濃いーコーヒーすすりながら余裕しゃくしゃく

海に向かいましょーねー。」

 

 

「お、ほら、ちょうど6:30。

ドライブスルーのスタバが開く時間です」

 

 

なーんて言いながら、

ドライブスルーをスルーしてしまう自分がいました・・・。

 

 

 

 

 

 

スタバの前を通過したのが、6:31頃。

通過してすぐ高速入り口のため戻れず・・・。

 

 

 

 

 

 

「嘘だーっ」   絶叫しながら、

アクセルペダルを踏み増して、足柄パーキングエリアの

スタバへ目的地設定変更です・・・。

 

 

 

 

 

どうやったらスタバの話ししながらスタバに寄ることを

忘れられるのか・・・意味わかんない・・・。

本当にありうる話なのか検証が必要です。

 

 

 

これぼくの珍ぷれー・・・。

 

 

 

 

 

IMG_2655

 

 

 

 

濃いーコーヒーをやっと手に入れ、

いい音楽もかけてもう一度平日の平穏を取り戻した頃、

西伊豆の海沿いに到着した我々を待っていたのは、

雨上がりにきらめくアジサイの群生。

 

 

 

 

 

 

濡れて黒々とした木々の幹と、

雨水を滴らせて光を反射する葉の緑。

そして幾重にも重なる紫のグラデーションっ。

ほんとうきれいですよねぇ。

 

 

 

 

 

 

見上げるとたわわに実ったビワが所々に、

オレンジ色の甘い雰囲気を漂わせている。

 

 

 

 

 

伊豆に季語が溢れてる。

 

 

 

 

 

 

IMG_2653

 

 

 

 

 

そして、今日の目的地、井田の海岸には

若々しい「稲」が田んぼに揺れている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふー。

 

平日の海かな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俳句的になったぼくは

雨上がりの空気をたらふく吸い込んで、

2本の海遊び。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たかさ4mの海藻の森

 

 

 

今まさに一人のダイバーが突撃しようとしているのは、

高さ4mの海藻の壁。

 

 

 

その先に隙間があるのです。

 

 

 

その隙間に突っ込むと、頭上も両側も緑に囲まれた、

トトロへの道みたいなトンネルになっている。

 

 

 

ただし・・・

メイちゃんや、さつき、のように軽快にそのトンネルを

駆けることはできない。

 

 

 

脂ののった大人だし、

陸生生物にはアウェーだし・・・。

 

 

 

ひとりが足を藻に取られ、

もう一人がそれを援護し、

その大人にも容赦なく藻は絡む。

 

 

 

 

あなた、海藻の森に入りましたね

 

 

 

 

これ連携珍ぷれー。

 

 

 

 

 

 

 

ね。

 

 

 

 

 

 

 

帰りに野生のビワを手摘みしてみんなで食べたの

思い出。

 

 

弥次喜多でお腹いっぱいになったみんなのあの

爆睡っぷりが思い出。

 

 

 

 

 

 

 

 

おかげで

第1スタバポイント「足柄パーキング」スルー。意図的に。

第2スタバポイント「海老名パーキング」スルー。意図的。

第3スタバポイント「港北パーキング」で濃いコーヒーゲット。

我慢できず。

 

 

 

 

 

 

 

 

そこからわずか10分でお店に到着・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/6/14 月曜日

 

もう少し早くコーヒーがのみたかった。

 

そんな思い出。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさ

 

フニャート

 

2021/6/13・田子      透明度8-12m  水温20℃

 

 

 

 

 

正直に言います。

 

 

 

僕は怖いんです。

 

今年の田子島が。

 

 

 

 

毎年、

5/15-9/15だけ潜れる季節限定ポイント。

 

 

 

 

 

2階建ての一軒家ほどの巨石がゴロゴロ転がっていて、

そこに咲き乱れるサンゴや、ハナタツ、ウミウシ、

カエルアンコウ、南から流されてきた熱帯魚、

時にはハンマーヘッドやカメも出ちゃうスーパーポイント

 

・・・のはずなんですが・・・今年は「がらーん」。

 

 

 

 

 

 

この前だって、ベテランさんぞろいのツアーでさぁ、

エンリッチ使って超ロングダイブで田子島をやったわけ。

 

 

そしたら悪いほうの予感的中で、

何も見つからない時間がどんどん過ぎて、

気を失うかと思いました。

 

いやむしろ、気ぃ失いたいっ、てね・・・。

 

 

 

だからこの日は、田子島は嫌ですよっていったんです。

ほんなら、みんなして「えーっ」って言うから・・・。

 

 

 

こっちですよ。「えー」言いたいのは。

田子島の怖さを知らないんですね・・・。

 

 

 

またダメガイドとして烙印押される

腹くくりましたよ・・・。

 

 

 

 

 

 

最後のあがきで、コース取りを大きく変えたんです。

 

いつものエリアを捨て、西に130m程ずらしてみると・・・

 

 

 

 

 

サンゴの量、魚影の濃さ、全く違う!!

キビナゴ、イワシどっさりぐるぐる。

 

そこにワラサ、良型マダイ、アオリイカが

どんどん突っ込んでいく。

 

今度は、予想だにしなかった面白さっ。

 

 

 

 

ちゃんと、

セナキルリスズメとか、テヅルモヅルエビとか、

マクロもしっかり押さえてね。

 

 

 

 

 

 

 

ふぃー、いろんな意味でよかったー。

 

ガイドとしても、

田子島のイメージとしても、

 

首、つながりました。

 

 

 

 

サーどんどん打ち上げましょー

 

 

 

 

それとも一つご報告。

というか確認。

 

 

 

ドリフトダイビングの基本、フロート揚げを

みんなで練習したんですけどね、

 

 

 

 

 

空気入れる量が足りなくって

「ふにゃふにゃの・・・」

 

ロープ離して

「無人の・・・」

 

深度制御忘れて

「すげー深いとこから打ちあがる・・・」

 

しっかり握っちゃってるから

「わたしも一緒に打ちあがる・・・」

 

 

 

など・・・

色々ありました・・・。

 

 

 

 

フロート主どこ行ったー?

 

 

 

 

 

 

 

 

確認なんですが、

 

「田子島は楽しい」

 

「シグナルフロートは安全を担保するもの」

 

で、いいんでしたよね・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この2点、参加された皆さんにももう一度、

ご確認頂けますよう宜しくお願い申し上げるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

へなちょこの、ふにゃふにゃのフロート上げたら、

それは、もうフニャートと呼ぶのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさ

おしらせ オーシャントライブ的には大ごとです・・・

 

おしらせ

 

 

7/1から

かねてよりご要望頂いておりましたキャッシュレス決済が可能になります。

 

 

当面、ご利用できるサービスは

:ID

:交通系

:クイックペイ

:楽天Edy

のみになりますが

クレジットカードも今まで通りほぼすべてご利用になれます。

 

 

 

現金でのお支払い優遇サービスであったスタンプラリーカードは

そのカード裏面にございます期限をもって撤廃になります・・・。(時代の流れでしょうか・・・)

 

今まで貯めて頂いた有効期限内のスタンプに関しては、

無駄には致しませんので詳しくはスタッフまで直接お問い合わせください。

 

 

 

 

併せて、

器材保管サービスに関しましても口座振替でのお支払いへの変更をお願い申し上げます。

 

更新のためのご来店や、お振込みの必要がなくなり、

より明確なご請求とお支払いができるようになると考えています。

 

 

変更の方法など、順次スタッフよりご連絡させていただきます。

 

 

誠に勝手なお願いでお手間を取らせてしまいますが、

ご協力頂ければ幸いと存じます。

 

 

 

 

 

 

 

今まで、アナログ街道をひた走ってまいりましたが、

一歩ずつですがサービスの向上に努めてまいりたいと思います。

 

 

 

 

 

 

今後とも変らぬご理解とご協力を頂ければ幸いと存じます。

 

 

 

 

 

 

OCEAN TRIBE 濱部  雅伸

せっせ、コツコツ。 おめでとう

 

 

 

2021/5/29-30・田子      透明度8-12m  水温18℃

 

 

 

ベニハナダイに夢中のハズなのに

 

 

 

 

せっせ、コツコツ、

1000回目のダイビングを達成。

 

 

 

 

記念のその日。

 

 

 

 

一番想い入れの強い田子の海で、

みんなと並んでベニハナダイに照準を絞る姿に、

 

「これぞこの人」をみて、

 

こっそりカメラを向けたところ、どういうわけか

その人だけが顔をあげてピース・・・。

 

 

 

 

水中は言葉がつかえません。

でも、カメラ越しに目があった時、

そういえば・・・この人とは

何度もこういうことがあったなぁーと。

 

 

 

 

1000本分の記憶の箪笥がどわーっと開いて、

2人でうんうんと頷き合いながら。

 

 

 

 

けっしてきれいな出来ではないけれど、

僕の中ではかけがえのないワンショット。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

箪笥の別の引き出しあけると・・・

 

 

バックロールで今まさに飛び込もうとしてるが、

フィン履いとらん。

 

バックロールで今まさに飛び込もうとしてるが、

レギュ咥えとらん。

 

バックロールで今まさに飛び込もうとしてるが、

マスク付けとらん。

 

潜降が出来ずに水面で色々試すが、

ウェイトベルトしとらん。

 

とか・・・

 

 

魚の写真を撮るために、目的を急ぐあまり、

そのための準備になにかが欠ける人でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

また別の引き出しには、

 

 

うちに新入社員が入ってきたら、

まずはこの人に色々相談に乗ってもらう。

 

うちからスタッフが辞めていく時も、

みんな涙して、その中心にこの人はいます。

 

スタッフ同士の口論の時には、

この人が仲裁してくれます。

 

とか・・・

 

 

遊びに来てくれているはずなのに、

いつしかぼくらの精神的支柱になっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今日。

 

気が付けば1000本。

 

 

 

15年分のタンス開け放って、

今宵は語りつくしましょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この2日間の生物写真は、このひとが

真剣に追いかけた生き物たちを捉えた

永遠の処女作で。

 

 

 

 

 

 

ピースサインの前に撮ったベニハナダイ

 

アカホシカクレエビ

 

アカイソハゼで合ってるでしょうか

 

ハチマキダテハゼ

 

 

 

 

 

愛機のカメラを抱えて撮り続けた水中写真は、

生物種もすでに1000を超え、

今や自作の水中生物図鑑サイトを立ち上げて、

その写真を撮った時のエピソードや思い入れを交えて

公開しています。

 

 

https://se3blue-mountain.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

天真爛漫に魚を追いかけて・・・

魚に逃げられて、逃げられて、逃げられて・・・。(笑)

 

 

でも、これからも、

図鑑に掲載される生物は増えていくでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜならば、

僕らがこれからも

全面バックアップするから。

 

 

 

 

 

なぜならば、

生き物への執心や、

僕らへの慈悲が海より深いから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕もあなたの様に、

好きな事をしていて尚、多くの人を巻き込み、

その人たちにやりがいをもたらせる程の人物に、

いつかなりたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おめでとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さーて、

次はどこ行きましょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさ