2021/8/30・店番
かたくらさーんっ!
ほんとに花咲きましたっ!
ブログ見てくれてるかなー。
移転のお祝いで頂いた観葉植物。
うちに通ってくれてる、
花屋さんの店長さんが、
「この木、黄色の花咲くんですよ」
ってある日教えてくれた。
なんてエキゾチックな花でしょう。
まさ
何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。
マサシ:
筋肉の貯金はできる
ミカ:
トイレ近い
マイ:
一番エライちび
スズカ:
すぐ寝る。
ユキヤ:
祖父農家 米安定供給
マサ:
脳が硬式野球
2021/8/10-11・熱海‐北川‐伊東 透明度8-12m 水温24-27℃
さて、これは水面休息の一コマ。
水面休息=
ダイビングの合間の陸上での休息時間。
大島ツアーが結局フェリーの欠航によって
中止になった。
天気図とにらめっこしながら、
入れそうな海を探して、
東伊豆の伊豆高原に空いている宿を見つけ、
さっそく代案を立ち上げた。
「それでもいいよ」
と言ってくれた方たちと。
海沿いの国道135号、ハンドル握るさなか、
前方そっちのけで相模湾を注視しつつ・・・
慎重に海況を観察する。
果たして、ここから珍道中は始まった。
さきほどの日本庭園は老舗の蕎麦屋。
庭を見渡せる席に通されると、
冷たい麦茶が運ばれてきた。
まず、伊東市の「川奈」を目指した。
ここの地形ならこの日の風は躱せると読んで。
読みはよかったのだが、
「漁協の事情で今日はクローズ」
聞いたことのないフレーズで断られる・・・。
「なるほど・・・」
流れが悪い予感・・・
暗雲がたちこめーる・・・。
麦茶で日本の涼を愉しみながら、
だし巻き卵とサクラエビのかき揚げを注文する。
蕎麦の旨さは言わずもがな。
付け合わせというには豪華すぎる主役級逸品。
川奈撃沈・・・。
思わぬ形で目算が狂ったが、
熱海でダイビングをスタートできた。
その熱海、
表層は風があるが海中は穏やかそのもの。
沈船には魚がどっちゃり。
先日見つけたハクセンアカホシカクレエビが
6匹ついてるピンクのスナイソギンチャクを
観察するなどして遊んだ。
しかし無情にも、
ここで熱海も安全策からクローズ。
すでに、折れない心という
抗体の出来上がっていた我々は、
伊豆高原の宿からほど近い「北川での2本目」
という奇抜な発想を採択し、さらに、
その道中でおいしい蕎麦も食う!
と、なったのだ。
古い日本家屋と、麦茶と、伝統的和食は
アドレナリンまみれの体をやさしく
整えてくれた。
「北川」からはすぐそこに
本来我々が上陸してるはずの
「大島」がみえる。
ゆっくり食事を済ませ、
途中のコンビニでアイスも食べながら、
みんなは車中で昼寝。
北川の2時の出船に合わせて
僕はハンドルをきる。
北川も面白かった。
南西からのうねりを避けるため
普段潜れないポイントに潜らせてもらえたから。
本人の顔くらいあるオオモンカエルアンコウを
認識できない節穴の”らっきょ氏”とは対照的に、
自らネコザメを発見するなど大活躍の”ダヤマ氏”
は、夜の部も主役級活躍をみせることになる。
夜・・・
懐メロの話題で
「その曲は日清カップヌードルCMソングに使われていた」
と譲らないダヤマ氏。
それは清涼飲料水CMに使われていた曲である。
頑としてそれを認めず、
「そうであったとしてもカップヌードルにも使われていた」
と、推し通すのだ・・・。
YouTubeでそれを証明しようとするも
ないものは出てくるはずもなく、それでも尚、
「YouTubeも大したことない」
と、自分を疑うことを覚えず・・・笑
らっきょ氏が、混沌とした状況で
「ほんとに聞いたことあります?その曲」
と、原点回帰。
すると・・・
「あるよそりゃ!よくカップヌードル食べながら聞いてたんだからっ」
「あっ!?」
・・・笑
そこでしょうね。
あんなに笑い転げた夜はない。
こんなに思い出深い二日間もそうはない。
よく晴れた夏空に浮かんでる、
大島を横目に帰路に就く。
ルームミラーに移る主役に、
そのたびに思い出し笑いが止まらない・・・。
「あるよそりゃ!よくカップヌードル食べながら聞いてたんだからっ」
そのフレーズがどこまでも追いかけてきて、
ぼくはまたよじれるほど笑った。
まさ
2021/8/7・田子 透明度15-20m 水温27℃
もはや僕の知っている伊豆じゃないっ!
水が温いし青い。
ツムブリの群れがひっきりなしにキビナゴを追い回し、
そこら中にヘラヤガラがキンギョハナダイを狙ってて、
テーブルサンゴやエダサンゴが当然顔で居を構えてて、
それらの上ではホシゴンべ、メガネゴンべが当たり前。
海底のいたるところでハタタテハゼがペアで踊ってる。
九州以南の光景だったはず・・・。
そして・・・
順応しきれない僕の脳をあざ笑うかのように、
マグロのような魚影がミサイルみたいな速さで
グルグル廻り回ってるっ。
スマガツオ・・・。
もう、どこ?ここ?
こんなのダイビングでビュンビュン見れるっけ??
黒潮の接近が長期にわたり、
伊豆の海に激変をもたらしていることは
もう疑う余地がなさそうだ・・・。
嬉しいやら、心配やら・・・
これから見られるものへの期待・・・
東伊豆でも西伊豆でもこの一週間
ジンベエザメが立て続けに目撃されてるらしい。
これから見れなくなるものへの不安・・・
今年の冬のダンゴウオやウミウシは激的に少なかった。
ぼく的には今までの伊豆、
寒流と暖流の絶妙にバランスをとりあう
混沌とした海が良いんだけれど・・・。
スマガツオやキビナゴの超絶群の出現に
テンション上がりまくるミカを眺めながら・・・
ぼくはひっそりと、伊豆の海を憂う・・・。
まさ
2021/8/5・井田 透明度8-10m 水温26℃
本日も穏やかなり。
10代、20代、飛んで40代、さらに飛んで60代!
歳の差最大57歳の同じ夏の1日。
紅一点の20台にフォーカス当てたいところですが、
やはり、一番の主役は10歳の彼でしょう。
ピアノも英語も水泳もお習い事に持ち、
この夏、ダイビングライセンス取得に挑みました。
時折、
お玉インストラクターに「それはこうでしょ」と
明確な判断と指示出しする程、頭脳明晰っ!
何年かのち、
ご両親には内緒で(株)OCEAN TRIBEに
リクルートしてみようと思います。
全ての課題を海の中で終えた彼は、
当然まだまだ遊び足りなくて、
海で泳ぐ宣言をして、
お玉インストラクターについてくるよう指示を出し、
お玉をおもちゃ代わりに戯れるのでした。
さぁ、少年よ。
これから広大な海に漕ぎ出し、
逞しく育っていくんだよ。
そのためにはご飯をもりもり食べなさい。
昼ご飯はハンバーグ!肉だぞ!
「うん、でも今日は
お母さんがいないからおやつ優先なんだ僕。」
一同、閉口・・・。
「こ、こらーそんなのいいわけないでしょーが!」
「で、でもまぁ今日は頑張ったし特別に良いか。」
なーんていいながら、
結局押し切られるのでした・・・。
大人になっても、思い出として残るかな?
僕らは結構使える人達だったな、
って思ってもらえましたでしょうか・・・。
どうか、
彼の記憶にいつまでも
ひっかかっていられますように。
少年よ、飯を食え。
まさ
2021/7/22-23・田子 透明度10-15m 水温26℉
サメだぁーっ。
カメだぁーっ。
遡ること7月の下旬。
夏真っ盛りの田子は依然黒潮に覆われていて、
僕はひそかに狙っていた。
龍を連れ立っての2チーム編成で
「田子島」(田子のダイビングポイント)を
攻めると決まった時からハンマーチャンスを。
水深20mに到達したころ、そろりと顔を上げると・・・
ホントにいるーっ!!!!デカい近い、そこーっ。
猛ダッシュで龍チームに教えに行くと、
龍チームは追いかけてった先でカメにも遭遇。
一時ハンマーとカメが並走したそう。
この頃、
ミカやおタマの目に余る言動が目立ちますでしょ。
神子元島に行っちゃーハンマーの大群に巻かれただの
潜降したら足元にハンマーがぐるぐる回ってて、だの。
ほんで、ハンマー遭遇率の低い僕やマサシに対して、
半笑いで茶化してくるわけですよ。そりゃーしつこく。
知らない人にはわからない話ですいません。
内輪な話ですいません。
みか、おたま、
ひとこと言わしてもらう。
君たちが見れてる時は、
そりゃ俺達が行ってたって見れてる。
な?まさし。
ことさら俺に関して言やぁ、
ハンマーポイントじゃないところでも、
こうしてねらって会っちゃうぐらいだからさ。
早く追いついて来いよー。と。
最後はかわいいウミウシの写真。
これを撮ってくれた人が、
田子島潜りたいってあの時強く言ってくれてなきゃ、
そもそも、ハンマーに会えてない。
って話もありましたけど・・・。
手柄の正式な所在はうやむやにして・・・。
さよなら、さよなら、さよなら。
まさ