何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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そのごのかとーさん

 

2021/10/9・江之浦    透明度8-12m 水温26

 

 

 

 

 

 

真ん中カトーさん、

の、その後。

 

 

はじめて海に出たときの緊張すさまじく、

今も奮闘は継続中。

 

 

 

 

 

「なんで俺は出来ないんだ・・・」

って歯がゆさを滲ませてますけどね、

よーく考えてみてください。

 

 

 

 

 

プール実習や海洋実習の時と比べてみると、

 

呼吸だっておいしく吸えてますし、

浮力の調整だってちゃんと無重力、

耳抜きを自身のタイミングでこなし、

浮きそうになった時も身体起こして排気して、

空気の消費も少なくなってるし、

何より首に青筋立ってませんっ。

 

 

 

 

 

 

出来るようになったことに、

フォーカスあてていきましょう。

 

 

 

 

 

 

僕の、

カトーさん定点観測は続きます。

 

 

 

 

 

 

この日は嬉しいことに、カトーさんと

プール実習をした同期生が一緒。

 

 

大学生の彼女は明るくパワフルで上手。

「長い時間海の中にいたいですっ」

ってせがむから、

 

カトーさんも僕も押し切られる形で、

1本目が50分:2本目が56分!!

 

 

 

江之浦の海底の生物結構網羅しちゃった。

 

 

 

 

しかもね・・・

彼女はお母さんも連れてきてくれて!!

 

 

 

 

彼女が生まれる前からお母さんはダイバーで、

相当なブランクを引っ提げての登場。(笑)

 

 

 

 

カトーさんとの緊張対決そして、

どっちが迷惑をいっぱいかけているか対決で

 

「いいや僕の方が・・・」

「いいえ私こそ・・・」

 

両者一歩も譲らぬ名勝負を

繰り広げてましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

血のつながり越えて水の中、

心通わせ1チーム。

 

 

 

 

 

 

 

時間が許すなら、

お泊りにして

僕も乾杯に付き合いたかったな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学生は就活&部活。

 

お母さんはまだ幼子の育児。

 

カトーさんは引き続き己の勝負を。

 

 

 

たのしみながらがんばって。

 

 

 

まさ

またゼロ戦へ おりていく。

 

 

2021/10/1-4・屋久島  透明度15-30m  水温27℃

 

 

 

 

 

 

鹿児島空港から、

たったの30分のフライトで、

ついちゃう屋久島。

 

 

 

この区間のフライトが、

飛行機嫌いの僕にとっては珍しく、

「楽しみ」

という事をご存じだろうか?

 

 

 

 

 

 

激動の幕末に揺れた薩摩藩。

 

そして現在も噴火中の桜島。

 

そして宇宙センター擁する種子島。

 

 

そしてその先に、

縄文杉で知られる世界遺産屋久島。

 

 

 

 

 

 

これ全部鹿児島県。

 

なぁんて濃いんでしょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

西郷どんの眉毛みたいに

濃厚な歴史や見どころが凝縮されてて、

海もイイ、

ときたらワクワクしない方がおかしいでしょ。

 

 

 

 

 

 

 

プロペラ機のちっちゃい窓に、

桜島が見切れるギリギリまで頭こすりつけて、

種子島にはJAXAのロケット発射台を探す。

 

 

 

 

 

 

そして、洋上に映る屋久島の島影に心躍らすのだ。

 

 

 

 

 

 

すぐ着くし、下は海だし、

そんな高度あがんないし、

景色が飽きないから、

この区画のフライトおれOK。

 

 

 

 

 

 

 

さて、

日本列島をかすめてった台風のおかげで・・・

ダイビング器材が届かないというひと悶着で

幕を開けた屋久島でのダイビング行脚。

 

 

 

 

毎日この海に潜ってる、

いたる氏のガイドを仰ぎながら、

屋久島の生物たちの多様性にも負けない、

多種多様な人間たちの珍道中。

 

 

 

 

疲れて眠るまで、

海と森の接点で過ごした4日間。

 

 

 

 

 

 

 

 

毎年の恒例行事なのにね、

鮮烈な記憶と楽しい思い出に満ちた

そこでの暮らしに

 

「またくるわ」

 

と、来年の予約も済ませてきたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この旅で、

ミモ150本。アサミ450本、せっちゃん1050本。

 

 

 

 

ミモなんて、ぼくにずっと

「無理矢理 屋久島ツアー予約させられた」

って文句言ってたくせに、見て。

 

 

 

 

 

これ撮った直後に自分の部屋でこっそり

自分のプロフィール画像をこれに変更したりして、

すぐレナにバレるなどして。

 

 

 

 

 

「来年はどーする?」って聞いたら、

 

「予約で」だってさ。(笑)

 

 

 

 

 

そして、今回驚いたのはね・・・

 

 

ミモ、午年31歳

ボク、午年43歳

シオツキさん午年55歳

かとーさん、じゅんさん、午年67歳

 

 

何と男全員、馬なんですっ。

 

 

そこに、屋久島を代表する野生生物、

屋久鹿が現れて、

もうそこには馬と鹿しかいません・・・。

 

 

 

 

 

 

こんなに年齢層が分厚いのも、

今回の旅の一つのお祝い事でしょうね。

 

 

 

 

 

 

Top  of 午年のお2人に敬意を表して。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、

この旅中の最も凄いこと。

 

 

 

 

 

 

せっちゃんの撮り続けてきた魚たちが

1000種を超える快挙。

 

 

 

 

 

 

いたる氏のあとをぴったりくっついて、

撮りたい魚を追っかける。

 

 

 

その瞳・シルエット・笑顔は

いたいけな少女。

 

 

 

その博学、文才、人柄は、

積み重ねてきた年輪を感じるんですが、

 

海の中では、ねぇ。

 

いつも初恋の乙女。のよう。

 

 

 

 

 

 

御覧の通り、

彼女の執念が実り、撮らえられた生き物たち。(笑)

 

 

 

自作の図鑑「せつこの部屋」もすごいことになってます。

 

 

 

 

せっちゃん、おめでとう!

この時に立ち会えて本当に幸せです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「豊穣の海」屋久島。

 

 

 

 

とはよく言ったもので、

海に入る度に、初めての出逢いがあります。

海に入る度に、次への期待が高まります。

海に入る度に、楽しみが深まります。

 

 

 

 

 

ここに来るたびに、魅せられてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それもこれも、

肌身離さずにカメラをもって、

いっつも自然の何かしらに突き動かされ、

島じゅうで暮らしてるガイドのおかげでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

森には猿がいて鹿がいて、

レナもいて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海と太陽は眩しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

砂の海底

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴロゴロ石の海底。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビルみたいなでっかい岩の海底。

 

 

 

 

 

 

 

 

サンゴひしめく海底。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魚たちの活気あふれるゼロ戦の眠る海底。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また来年も。

ここにお邪魔しよう。

 

 

また来年も、

この子に会いにこよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お互いにまた一年歳をとって、

会いましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてと、

 

 

仕事もしなくちゃね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また来年も、僕らはゼロ戦へと降りていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

まさ

大正と昭和のカクテル温泉

 

 

2021/9/18-19・平沢-田子   透明度6-13m 水温26℃

 

 

 

 

 

 

 

 

昔から親交のあるご飯処「花ごよみ」は、

伊豆半島東海岸の伊東市に所在する。

 

「潜り終わった後そこで夕飯を頂こう」

 

という一泊二日。

 

 

 

 

僕が探し当てたこの日のお宿はその近く、

歴史ある温泉街としても知られる伊東市

中心街から程近くの細い路地に軒を連ねていた。

 

 

 

 

 

 

海からのぬるーい源泉と、

山側からのあっつい源泉。

 

2種類の源泉がこんこんとかけ流れる宿では

山側からの源泉を海からの源泉で割って

適温にし、入浴する。

 

 

 

 

 

 

 

 

宿のおかみさんに聞くと、先代?先々代?が

大正の頃に建てられた民家を購入し昭和に

今の宿を開業したとのこと。

 

 

昭和初期に改装した経緯を持つが、

今でも大正のまま、昭和のままの

建築物としての両面を保っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

2種類の海と山からの源泉。

 

建物は大正と昭和の構築物。

 

 

 

 

ボクは勝手に

「カクテル温泉」

と名付けることにする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中秋の名月のこの頃、

カクテル温泉のおかみさんが、

すすきを活けていた。

 

 

 

葉で編んだバッタがリアルで、

僕らの目も月に負けず 真ん丸になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一泊二日で三回も入浴してしまった。

 

 

 

メインイベントの夕飯前にも

湯冷めしない塩泉でひとっぷろ。

 

 

 

そのおかげか、

夕飯もごきゅごきゅ胃に吸い込まれていく。

 

 

 

刺身にお肉に、こちらも山海の珍味を頂く。

 

 

 

親交のあるマスターに感謝。

 

からの説教・・・。(笑)

 

 

 

 

もっと素晴らしかったころの

マスターを知ってる僕らからの、

愛のあるお説教に、

「反省なんてしたことねぇもんっ」

と、いつものマスターで、

 

 

 

 

 

心配になったというか、

安心したというか・・・。

 

 

 

 

 

まぁこの辺の話は、

全く知らない人には誤解を招くので、

割愛。

 

 

 

 

 

良い夜でしたね、みなさん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

温泉も、

お宿も、

料理も、

 

 

カクテルな思い出。

 

 

 

 

 

 

お宿は東伊豆、潜った海は西伊豆。

台風が伊豆中をカクテルした2日間。

 

 

 

 

 

満タンで出発したはずの

ハイエースの燃料タンクは

カラッカラになっていた。

 

 

 

 

 

まさ

 

 

海辺パンいち男爵

 

 

2021/9/13-14・雲見    透明度10m-12m  水温25℃

 

 

 

 

 

 

あんまし

綺麗な絵面じゃないかもしれません。(笑)

 

 

 

が、しかし思い出は清く美しい。

 

 

 

まるで少年の過ごした2日間みたいに、

自由で、気ままで、わがままな、

40代、50代、60代、

男三人雲見・雲見ツアー。

 

 

 

海に潜っちゃぁ、海底の洞窟巡り、

浮上しちゃぁ、海パン一丁で休んで、

そのまま弁当食べて♪

 

 

 

 

 

 

そしてそのまま、

海パンいっちょで家路について。

 

海パンいっちょで宿についたら、

そのままお風呂に入る。

 

40代、50代、60代。

 

 

 

 

 

 

立場ある方たちの、

たぶん人には見せたくないであろう、

残暑の夏休み。

 

 

 

 

 

 

雲見の海底の魚の多さとか、

洞窟の青さとか、

それよりも、

きょうのぼくにはこの絵面がキレイ。

 

 

 

 

海パンいっちょで

海辺を歩く

海辺で過ごす

40代(ぼく)・50代・60代。

 

 

 

 

 

 

まさ

 

穴があれば今一度・・・

 

 

2021/9/11-12・妻良‐雲見   透明度6-12m 水温25-26℃

 

 

 

 

静岡県賀茂郡南伊豆町伊浜(イハマ)に佇む、

えびす屋商店。

 

 

何年前からあるのでしょう・・・。

 

 

木々の生い茂る国道から、

クネクネとした急な山道を降りていくと、

突如開けて目の前に海が広がり、

そこに小さな港と部落。

 

 

 

そこに。

 

 

 

今は使われていないレジを横目に、

おばあちゃんが値札のない数点の商品を見、

カシオの電卓で合算した金額を我々は支払う。

 

 

 

 

どの商品が一体いくらだったのか?

 

 

 

 

それぞれの単価が読めないスリリングな展開を、

ノスタルジックな空間で

同時に楽しむことが出来る。

 

 

 

 

今日は「妻良」で潜った。

 

 

 

 

良い海だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「伊浜」の、めぐみ荘に宿を取る。

 

 

 

 

 

感じの良いご夫婦が迎えてくれて、

細かいルールは全く宿泊者のモラルに

委ねられている。

 

 

 

 

 

翌朝の出発が早いため、

AM6:30の朝食をダメもとで

お願いしてみると、おかみさんが、

「ええーっ、じゃぁ4:00起きだぁ・・・」

と激しい落胆を見せながら、

ダメとは言わない。(笑)

 

 

 

 

そして翌朝の6:30に、

おとうさんも巻き込んだ朝食は始まった。

 

 

 

 

「今日はどこに入るの?」

「そうかそうかー、気を付けて行きなさいよー」。

 

気持ちよく見送ってくれたご夫婦の

健やかな昼寝を祈願しながら、

「雲見」の海に入る。

 

 

 

 

 

「沖の根」

 

初めて潜るポイントに連れて行ってもらったが、

潮があまりよくなく、期待通りの海では無かった。

 

 

 

 

 

 

雲見の海中ではたくさんのアカハタが、

めぐみ荘のお造りとして並べられるのを

待機している様だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雲見まで来たならば、

ここに寄らずしてどこへ寄る。

 

 

 

 

松崎町の老舗定食屋「さくら」へ。

 

 

 

 

わき目も振らず、

「アジのまご茶」をぱくりかき込んで、

初体験だった殿方は

「みんなこんなおいしいものを食べていたのかっ」

と、目をぱちくり驚いていた。

 

 

 

 

ニンニク醤油で頂く。

もぉね、さいこー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

余談だが・・・

 

 

 

 

 

 

時が止まったような2日間で、

すっかりノスタルジックに浸ってしまった

ぼく(ら)は、

この定食屋さんでうっかりこう叫んでしまい、

その店内にいた他のお客を

凍り付かせてしまう・・・。

 

 

 

 

 

「生、とりあえず5つ!」

 

 

 

 

 

ひと気のない南伊豆の海をのんびりと巡り、

緊張感にスキが開いてしまった凡ミスに

いま一度、

ぼくらは「雲見」の穴に潜り込みたかった・・・。

 

※雲見:無数の海底洞窟が折り重なるダイビングポイント

 

 

 

 

 

 

 

まさ