何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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2021忘れじの旨い酒

 

2021/12/13-14・北川‐熱海   透明度15-20m  水温18℃

 

 

 

 

 

 

この子は何をそんなにはしゃいでいるのでしょう。

 

 

そう。

 

 

夏海なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この中年はなにをはしゃいでいるのでしょう。

 

 

そう。

 

 

インストラクターなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この人たちは何をそんなに

セリに出されたマグロのようなのでしょう。

 

 

そう。

 

 

風呂上りなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カラオケスナック「夏海」の前で

テンション上がる夏海のように。

 

 

 

世界中のインストラクターが

すぐ海に飛び込むように。

 

 

 

風呂上がりには昼寝をするように。

 

 

 

 

 

 

 

年の瀬にゃ、それはそれは必然的に

旨い飯といい酒を囲んで

なかまと楽しく過ごすのです。

 

 

 

 

 

 

そう、

おれたちゃ、

大洋を駆ける種族なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イシムラさんから、

「北川」でゆっくりダイビングがしたい旨

ナイスリクエストを頂戴しました。

 

 

 

 

 

カメが悠然と泳いでました。

 

しかも2匹いたんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アオリイカが編隊を組んで泳いでいきました。

 

どーいうわけか、メジナが1匹くっついてますね。

(動画byなつみ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「北川」3本からの、

 

2日目の「熱海」1本。

 

 

 

 

 

ボロカサゴもいましたっ。

 

オオモンカエルアンコウの7mmほどのチビに、

イロカエルアンコウのでっかいの。

 

ピカチュウ(ウデフリツノザヤウミウシ)に、

ムラサキウミコチョウやら、名前わからんミノウミウシの仲間、

ウミウシも出てきてるね♪

 

少しづつ冬の装いの海の中。

かすかな気配も感じながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・

 

夜にも素敵なひと時が待っている。

 

最高の幸せタイムがながれ、笑い、語り、

うとうとうと・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁー。

 

今宵は格別な仕上がり。

 

 

 

 

 

 

 

あくる朝、

ゆっくり目覚めて美味しい朝食をだらだら頂いて、

熱海まで北上し濃厚1dive。

 

 

 

渋滞回避のために早めに東京に戻ってね。

 

 

 

等々力渓谷にお手頃なイタリアンランチ。

 

 

 

ランチセットと一人一杯の軽めのワインで

おなかちょうどいい。

 

 

 

そのまま

東京は等々力渓谷をお散歩。

紅葉が残る東京の清流はひんやりしてて

はい、ととのいましたーっ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この川も海にたどり着く。

 

また僕らも海に流れ着く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅葉残る等々力渓谷を歩くみんなの背中に、

「1年間ありがとうございました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年もあと少し。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさ

スイコマレル

 

2021/12/7-8  田子・平沢    透明度8‐15m  水温18℃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洞窟  スイコマレル。

 

指切る、

 

2本でやめる。

 

 

 

 

 

 

あーおそろしい。

なぜこーなるのでしょう・・・。

満点の、0点ですっ。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

僕達の思い出は、

そのようなホラーではありません。

 

むしろその真逆、一言で表すなら、

「和み」

 

 

 

 

 

 

太陽燦々でした。

海めちゃくちゃ綺麗でした。

風もなく穏やかでした。

時間たっぷりあって昼寝もしました。

また潜っては、たくさんの魚に囲まれました。

水中はのんびり過ごしました。

船は貸し切り、海の中も貸し切り。

僕らは自由を謳歌してました。

 

 

 

 

 

 

 

そして、

カトウさんはすい込まれて、

指を2本切りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熱海の夜は、69年続いてるお寿司屋さんで、

2代目と3代目がカウンターに並び、

次々に目の前に美味しい地元の肴を

並べてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

カタオカさんと、モエちゃんも、ぼくも、

美味にほっぺを膨らませながら、

カトウさんのエピソードも肴にして、

目に涙滲ませて笑ってます。

 

 

 

 

 

 

 

カトウさんも大笑いしながら

ビールジョッキを何杯も傾けては、

指の絆創膏に血を滲ませていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熱海の夜は、楽しかったです。

 

 

宿まで、

タクシーの運転手にプリプリしてた

カトウさんをなだめながら。(笑)

 

 

海の風にあたりながら、夜景越しの海を

お部屋の温泉から眺めました。

 

 

湯上りのベランダでの一杯もおいしかった。

 

 

ケガ防止の観点から・・・、

「明日は熱海からまっすぐ家に帰ろかな?」

そんな話でまた盛りあがったりして。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

でもね、2日目。

 

 

 

 

ちゃーんと潜りました。

 

ちゃーんと無傷でした。

 

ちゃーんと潜り納めました。

 

 

 

 

 

 

 

僕的には、

ゴルゴニアシュリンプを見つけられたことが、

ものすごくうれしかったっ。

 

 

 

 

 

 

 

モエ作、アカスジウミタケハゼは

愛嬌が炸裂してるねっ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもやはり・・・、

カトウさんの「潜り納めもケガだった」

 

歌のタイトルになりそうなコメントでお別れです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

来年は  ウマクナル。

 

ドライスーツ着る、

 

怪我やめる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

来年もまた、

ご一緒させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさ

11月20日の頃の西表島

 

 

2021/11/20-23・西表島    透明度3~20m!  水温26℃

 

 

 

 

 

 

東京よりも

 

沖縄本島よりももっと

 

宮古島よりももっともっと

 

もっと も~っと南へ。

 

 

 

 

 

 

人が極端に少なくなって、

 

自然は次第に雄大になって、

 

明るくって広々として、

 

規則とか、

ルールとかの境界線がぼんやりかすれて見える。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

美しいものが幾重にもかさなって、

 

掘っても掘ってもきれいな生き物がでてきて、

 

見渡してその先を見透かしても、

 

きれいな見晴らしは途切れず。

 

 

 

 

 

 

酸素も湿度も充分足りてる。

 

 

かわいいTシャツを売ってる土産屋には

人情が溢れてる。

 

 

やる気の足りてない宿でも、

コーヒーはすぐ補充してくれる。

 

 

天然記念物のカンムリワシも、

電柱を便利そうに止まり木にして羽を休めてる。

 

 

一品の料理に込める思いのあまり、

配膳までの所要時間は当然遅くなる料理屋さん。

 

 

不十分ながらも大声で放てば

それらしく聞こえるトシキの段取り。

 

 

 

 

 

 

これらの景色が

緩い勾配の坂道を

抗うことなく、穏やかに、

全て包み転がっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのになぜか・・・。

 

 

 

 

巨大なイリオモテヤマネコから吐き出される

急勾配の滑り台だけが、

平和な公園に巨立していたりもする・・・。(笑)

 

 

 

 

 

 

海と宿とに挟まれた生活が3日間続く。

 

 

 

宴も3夜続く。

 

 

 

ヤシガニやマングローブガニ

必然的な寡黙に舌鼓だけが響く。

 

天然の西表島猪に

明日の活力をもらう。

 

 

 

 

 

 

 

 

地産地消のフルーツ酒で食卓に華を、

鼻と頬には薄紅の花咲かせ、

先ほど潜ってきた海の残像肴に会話に花咲かす。

 

 

 

 

 

 

ただ、また明日の海にどんな素晴らしい景色が

待っているのかと思いを馳せたとき、

 

または、

睡魔という全く幸せな悪魔が忍び寄ったとき、

 

引き潮みたいに

余韻だけ残して1日が暮れる・・・。

 

 

 

 

 

 

そして翌朝・・・

あくる朝も・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西表島ツアー。

フルキャスト。

 

 

 

 

 

 

リクエストくれたミサコさんありがとう。

 

突然のツアーに、夜中ポチポチして

カメラグッズ間に合わせたカタオカさん、

 

ツアー予約してたこと忘れかけてたミチルちゃん、

 

アルバム作成やお手伝いありがとうサユミ、

 

ヤモリをゴキブリと勘違いして男部屋に飛び込んできた

ミャーノ、

 

初日に飛ばして、2日目きっちり撃沈のミヤキン、

 

陸でも舟をこぐ名手ザイアン氏、

 

常にやせ我慢疑惑の絶えなかった、涼しげな顔の

リューイッちゃん、

 

高速滑り台で手が少女になったオシオツキさん、

 

 

 

 

 

 

バランス完璧、

フルキャスト。

 

 

 

 

 

 

 

 

中でもとりわけ、200本を迎えたリューイチ様。

 

 

を、祝うかのように惜しげもなくその巨体を

目の前に見せつけてくれたマンタ様。

 

 

高速滑り台に体を張ったサユミ様。

 

 

 

 

候補に挙がった

いつも大事な時に居なくなるミヤキン様は

おしい、落選・・・。

 

 

 

 

以上3名の方をMVPに選定致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西表島11月の頃。

 

 

 

 

 

 

 

好天に恵まれ、

 

会いたかったマンタやバラクーダ、

 

やりたかった汽水域でのハゼ狙い、

 

サンゴ礁のハナダイ、

 

砂地のウミウシ、甲殻類、

 

かわいいTシャツとの出会い、

 

美味しい料理をお腹いっぱい食べて、

 

 

 

 

 

 

 

満願叶った4日間。

 

 

 

 

 

 

 

それでもなお、

船窓に遠ざかるジャングル島に、

 

「次に来るときはさぁ」

 

なんて伸びしろ話にもうひと花咲かせ、

まもなくうとうと眠りについてしまった

大人たち。

 

 

 

 

 

 

 

 

石垣島を経由して、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

せかせかと

効率重視の東京の暮らしに還ってゆくのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさ

まさが・さめに・あえる・ように

 

 

 

 

2021/11/16・神子元       透明度8-10m  水温24℃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このひと有名人。

 

 

このひとくるとサメ出ない。

 

 

このひとくると海荒れる。

 

 

このひとくると海濁る。

 

 

 

そんなひと。

 

 

 

 

 

 

数々の伝説的逸話もってるけど、

逸話じゃないよ、実話だよ。

 

現地のガイドもこのひと来ると

テンション下がるよ。

 

 

 

 

 

そんな人にね、やさしいお客さんが、

「サメを見せてあげよう」って

この日のツアーを企画してくれたよ。

 

 

 

 

 

お客さんに「大丈夫、見れますから」

って励まされながら海に出るプロダイバー

世界広しと言えどもそんなにいないよ。

 

 

 

 

 

そして・・・。

 

 

 

 

 

 

1本目・・・きょろきょろきょろ・・・

 

サメでない・・・。

 

 

 

 

2本目・・・きょろきょろきょろ・・・

 

あおざめる・・・。

 

 

 

 

3本目・・・きょろきょろきょろ・・・

 

目がさめるーっ!!

 

 

 

 

その人が見つけてくれた、

一匹のハンマヘッドシャークに

涙でるーっ。

 

 

 

 

その人は言ったよ。

「これでマサさんと行っても

サメが見れることを証明できましたね」

 

 

 

 

何てカッコいい。

 

 

 

 

みーんな

ショーイチローのおかげ。

 

 

 

 

 

 

オオニベの群れにも会えた。

 

 

 

 

 

 

ショイチロさん、ほんとにありがと。

 

ぜんぶあなたのあかげ。

 

また誘ってほしい。

 

 

 

 

 

 

うちのお店の後輩インストラクターはね、

ものすごく上から「良かったですねー」て。

 

はらたつよー。

 

 

しかもこの三日後くらいに同じ海に行って、

「フツーにいっぱいいました」って言ってきたよー。

 

はらたつねーっ。

 

 

 

 

 

 

 

ショイチロさんいい人。

 

タマテさんいやな人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンマーの写真ないよ。

 

でも神子元島に上陸した写真ならあるよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

あーたのしい良い日だったねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさ

 

 

11/11こころポッキーの日

 

 

2021/11/11・熱海   透明度12m  水温23℃

 

 

 

 

 

 

ふた回り上のボクと同じ午年カトウさん、

ダイビングは大好きなんだけど・・・・

 

 

 

 

泳ぐのNG

(疲れるから)

 

 

ビーチダイビングNG

(ケガするから)

 

 

ログ付けNG

(面倒くさいから)

 

 

そろそろ、

ドライスーツもNGかな・・・。

(煩わしいから)

 

 

付き合いの長い僕には

あらゆるわがまま仰います。

 

 

 

そんな瀬戸際なこの日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これら条件を加味しながら、

皆が楽しめそうなポイント選びに

ぼくは全神経そそぎます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熱海。

 

沈船まで直通のロープにつかまって

潜降していくと、

そこにはびっしりの珊瑚と魚たちが

ひしめいていました。

 

 

 

 

 

初めて沈船に潜るクマガイちゃんも、

ショウジちゃんも、目をぱちくりさせ

キョロキョロと沈船の上に浮かんで、

 

ブランク明けのみっちゃんも、

カトーさんも、目の前の光景に

豊潤な表情を浮かべていましたので、

 

「ほっ」としながら皆と浮上し

カトーさんを安全にボートに乗船させるべく、

重い器材をはがし、身一つ身軽になってから

梯子を上ってもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「勝った」と思いました。

 

これからの寒い季節の海でも、

ドライスーツではしゃぐカトウさんが

見えたような気がしました。

 

 

 

 

 

 

と、

そうではなかったのです・・・。

 

梯子の最後の一段で

彼は腰をやっていたのです・・・。

 

 

 

 

 

 

 

「良い海でしたね」と

意気揚々ボート上遅れてボクが問うと、

カトウさんの挙動がおかしい・・・。

(明日、軽い神経痛と診断)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日の彼の嫌いなログには、殴り書きで

「健康第一」

とだけ書かれておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11/11。

 

腰も、ぼくの心も、

ポッキりーな日。

 

 

 

 

 

 

 

次の予定は12/7。

 

 

 

 

 

カトウさんと、ボクと、

瀬戸際ドライスーツシーズンは続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おかえりみっちゃん。

 

 

 

早川港のイタリアンにて。

(カトウさんの腰はこの頃には復調・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

カトウさんが潜らなかった2本目で

ショウジちゃん・クマガイちゃん

しっかり練習。

 

みっちゃんリフレッシュも完了っ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

達成感滲ませる3人。

 

と、それよりも・・・

 

一番おいしそうにビールジョッキを傾ける

カトウさんのいとをかし・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさ