2024/10/27・伊東 透明度12m 水温26℃
「さすがに少なくなってきましたね」って
現地のスタッフ方は口を揃える
けれども
『白根』北ブイから少し離れて泳いでいると
目線の先の海の色がおかしい
全体が緑がかって見える
泳ぎ寄るとそれらが全てアジ達の仕業とわかる
360℃魚に囲まれて
恍惚の表情を浮かべる私たち
ワラサの編隊がそこへ突っ込み
アジの壁が猛スピードでぐにゃぐにゃと形を変える
むーん、うわーっ、おおおー
あまりの迫力に圧倒されること30分
ひたすらに
魚たちの競演に見入ってしまうことうけあい
2日前に発足したこの日のツアー
スズカとマサシは千葉館山の海に
イルカを探しに大勢で出かけて
増員不可の大人気イルカ船を諦めここへ来た
今朝、そのマサシは
大人数がイルカとの出会いを楽しみにしている事への
感謝・・・どころかプレッシャーに半分押し潰されていた
が、最近ノリにノってるスズカが一緒だから
大丈夫イルカに会える筈、と僕は思う
イルカと出会えたとしたら
途端に饒舌になるであろうマサシを思い浮かべ
伊豆半島は伊東の船上から
うっすら見える千葉房総半島を眺める
実は
当方も少々のプレッシャーと戦っている
「群れ凄いから伊東行きましょ」
と誘い出した手前
現地で情報収集する度に
ムクムクとした期待が
次第にしおれていった・・・
もしも群れに当たらなかったら・・・
GOPROから新兵器に乗り換えて
そのスペックを群れの動画でチェックしようと
目論むイデさんの顔だけは見ないように
ガイドしようと心に決めていた・・・
海底に現われたメジナの大群が
一斉に列をなして中層に駆け上がっていく
その様子は昇竜のようで凄まじい
振り向くと
僕らの隙間ををアジの群れが猛スピードで
泳ぎ抜けてクラバヤシさんが一瞬消えた
でっかいクエが巨石の影に潜んでいて
イデさんの新兵器はその住処の奥まで到達し
クエが目を真ん丸くしてカメラを
覗き込んでいる様子が可愛かった
勿論冒頭写真の群れの動画も存分に・・・?
と思ったけど、
小魚の群れにはさほど興味ないのかな・・・?笑
さて
腹減りましたね
突貫の少人数ツアーにつき
ご飯屋さん冒険しません?
伊東駅近くのコインパーキングに車を止めて
商店街近くの定食屋まで歩く
こちらの
カツオのなめろう定食
「うずわ飯」なるものが絶品と聞いた
まさしが行ったことあるって言ってたから
まさしにTELも繋がらず
すずかにTELも繋がらず
こりゃ
イルカ外してリカバリーに追われてるのかも・・・
の予感がよぎる
何はともあれ
うずわ飯実食である
青唐辛子を少々アクセントに
そのまま一口・ご飯にのっけて一口
最後は出汁を加えてお茶漬けのように頂く・・・
めちゃくちゃ美味っ
まごちゃのような食べ物♪
そのほかも
金目の煮つけ
金目の炙り刺し
カマスの干物
トロサバの炙り
どれをとっても美味この上なく
最高の肴
皆さんそれはそれは美味しそうに
日本酒やらビールやらで喉を潤してく・・・
「ここで夜宴会やりたいですね」
シオツキさんの一言に激しく頷くボク
それは是が非でもないリクエスト
形にしましょうっ僕の為にっ!!
賑わう伊東商店街
いつの日か
界隈に宿を取り
旨い肴を吞(や)り乍ら
ほろ酔いの伊東の夜に散歩せり
夜の伊東に想いは馳せる
まさ