何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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ともだちじま

 

 

 

2020/10/16-19・屋久島    水温27℃  透明度15-25m

 

 

 

屋久島に着いた

 

 

 

 

屋久島空港に降りたつ。

 

 

 

毎年一度は訪れるこの小さな島には、

気の置けない同業者が住みついている。

 

 

 

 

むろん彼に会うのも楽しみだが、

彼の織り成す水中ガイドマジックや、

そこに登場する生き物たちがもうすぐ見られるのだと思うと、

おそらく隣のせっちゃんも

僕と同じような気持ちになっているのではあるまいか。

 

 

 

 

 

朝起きると、枕元には綺麗な包装の箱が置いてあって、

その中身には、確実に嬉しくなる何かが詰まっている・・・。

 

ぼくらにとって、

屋久島は、そしてそこに根差す彼のガイドは、

そんなおとぎ話みたいな島・・・。

 

 

 

 

さぁ、はじまるよーっ。

 

 

いつもの船長の船で

 

 

 

「366日雨」と形容されるほど。

 

それなのに、初日だけは・・・太陽がほほ笑んだ。

 

 

 

 

彼の世界にウェットスーツ姿で飛び込んだ。

 

 

毎年やさしい笑顔で迎えてくれる船長が

僕たちを乗せてその世界へ漕ぎだすと、

あっという間に、旅行者だった筈の僕たちは

ずっとここにいたような居心地の良さを

おぼえてしまう。

 

 

 

 

行けばわかるさ。

 

 

 

 

これはおとぎ話なんかではなく、

誰もが感じるはずのホントのはなし。

 

 

 

トリガー

 

シャコガイの上のセボシウミタケハゼ byれな

 

 

 

 

屋久島って、小さな島。

 

居心地のいい海中で夢中で魚を追って。

 

 

 

彼のガイドは、摩訶不思議。

 

指さすところに意中の魚が現れ夢中でカメラを構え。

 

 

 

 

 

 

 

 

サザエ潜降

 

0戦

 

 

 

サザエさんのエンディングみたいな潜降で

魚たちの住むお家にまっしぐら。

 

 

 

海の砂漠にポツリと過去の遺産が残されていて、

今は魚たちの活気に満ちている。

 

戦闘機だった残骸には、

魚たちの1つの宇宙が出来上がっていて、

40種類の生き物達がイキイキと共存していた。

 

 

 

そこを知り尽くす彼はのガイドは面白く、

その宇宙とうまく融合しているように見えた。

 

 

 

行けばわかるさ。

 

 

 

これはたとえ話なんかじゃなくて、

誰もが感じるはずのホントの話。

 

 

 

 

 

 

森のなかに

 

屋久島は雨だった

 

 

 

 

 

不思議と雨が苦痛ではない。

 

 

今すぐ森に飲み込まれてしまいそうな山荘で

夜を迎え、朝を迎える。

 

 

雨が森全体に降り注ぐときの音。

近くの葉に跳ね返る音。

ベランダのひさしを伝う音。

 

 

耳を澄ましてコーヒーを飲む。

 

 

 

 

 

太陽なんてどこにもないのに、

木々の緑がキラキラ輝いてるから不思議だ。

 

 

 

 

さて、今日も、

海の中へ、彼の世界へ出発だ。

 

 

 

ウミウシカクレエビ byあさみ

 

ハナゴイ byれな

 

イシガキカエルウオ byれな

 

キスジカンテンウミウシ byれな

 

トサヤッコ byせつこ

 

カンザシヤドカリとイバラかんざし byれな

 

ジョー byれな

 

マルスズメダイ byあさみ

 

ヌリワケカワハギ byせつこ

 

 

 

 

だれもが見たことのない生き物たち。

 

婚姻色に彩られたきれいなオスの魚たち。

 

色彩は地味だが他では見ることのできない生き物。

 

幻のブダイなど・・・。

 

 

 

それらの生き物たちを自分の友達を紹介するように

彼は僕らに教えてくれる。

 

 

 

 

いたるログ

 

いたるログ2

 

眠らない夜・・・

 

 

 

 

今にも森に食われそうな山荘に戻れば、

今日出会った生き物たちの再チェック。

性格まで教わったあの子の名前は何だったけ??

 

 

男ども(+はなほ)は差し入れいただいた、

地元の名酒「三岳」をあおりながら。

 

 

 

 

 

 

雨音のBGM、持ち込んだ懐メロなんかを流しながら、

森の中の灯はやがて落ちる。

 

 

 

 

 

 

 

 

さんごとさかな!

 

さかな!

 

さかなっ

 

 

 

たくさんの魚たちに、

今にもうずもれてしまいそう。

 

 

 

青い海。

 

毎日の、深い森との往復。

 

優しい船長。

 

きみちゃん食堂?なっちゃん食堂?

看板の文字がかすれてて読めない食堂でのランチ。

 

 

 

 

毎日が気持ちいい。

 

 

 

 

 

 

 

がやはり僕らは住人ではなく旅行者で、

またここを去らなくてはならない。

 

 

 

食べるのも忘れて・・・

 

ワイン三本空いたかなー

 

ジュンさん若いっ

 

はなほの酒

 

 

 

最終日前夜は彼を囲んで盛大な酒宴。

 

 

別れを惜しみ、

山荘に戻った後も眠気の限界まで飲み明かし、

最後まで生き物談義は続く。

 

 

 

 

燻製屋さんにある看板

 

Tシャツのお店

 

 

 

 

 

彼の知り合いの、

燻製やさん。

Tシャツ屋さん。

おみやげやさん。

 

 

 

みんな優しくて、そして一生懸命に、自分の商品を

まるで友達を紹介するように教えてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

行けばわかるさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

屋久島はそんなところ。。

 

 

 

 

 

 

 

ぼくが毎年訪れる島。

 

 

 

 

 

ぴったんこカンカン

 

雨の屋久島空港

 

 

 

 

 

そして僕らは、

友達みたいな屋久島を後にする。

 

 

 

 

 

いたる。

やくしま。

おれまたくるよ。

 

 

 

 

 

まさ

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