2020.10.02 井田 透視度15m 水温25.2℃
天気が良いと、井田の浅瀬は映える。
キラキラと水中に入る太陽のカーテンに
鮮やか青色をしているソラスズメダイ。
綺麗な海が、合わされば、
ずっと眺めていられる景色に。
そこにイサキやらタカベが、
群れを成して、突っ込んでくれば、なお良し。
その景色を見たヒトミさんは、こう言った。
『スゴイ綺麗だけど、なんか美味しそう。』
続けざまに、こうも言った。
『沖縄の魚はカラフルで綺麗だけど、マズそう。』
良いところに目をつけています。
確かに、伊豆の魚は少し地味め。
ただ、目にするのは、
ほとんどが魚屋に顔を並べるものばかり。
一方、沖縄の魚はカラフル。
見た目的には綺麗だけど、食欲はそそられない。
一説によると、沖縄などの強烈な紫外線がある所の魚は、
紫外線を吸収しないように色が派手になっているそう。
また、さかなクン説によると、
沖縄に生息する種は、チョウチョウオやベラが多く、
体の形が似ているので、
それぞれが独特の色をするようになったみたい。
はたまたもう一説によると、
沖縄に生息するサンゴやイソギンチャクがカラフルなため、
そこを住処とする魚もカラフルにして、
カモフラージュしているようです。
白や黒などの単色だとかえって、目立ってしまう危険が。
一見同じ海であっても、緯度が違ければ、
水中の世界が変わる。
全く違うところと思えば、良いのかもしれない。
ゆきや