2020.8.7(金) 初島 透視度3~20m 水温18.7℃
初島には、もうイルカはいない。
約3年ほど続いていた、
イルカが狙えるダイビングは、6月下旬頃には終了。
その為か、初島に訪れるダイバーは少なくなっていた。
『イルカ見れないなら、初島は何が見れるの?』
初島=イルカ
きっとそういうイメージが強いはず。
正直僕自身もそう思っていた。
なので、こういった質問は頷ける。
ただ、違う。
イルカだけでは無かった。
どうやら、ネコザメが100%見れるポイントがあるようだ。
そのことを、この日共に初島へ訪れた男性2人に話すと、
『それは、見たい。』と即答だった。
急いで、現地の人に話を聞きにいく。
『そのポイントに行けますか?』と。
それに対して、
『行けますけど、ボートポイントになりますよ。
ボートは今日出せません。
ビーチからだと300mくらい泳がないといけないです。』
・・・とおい。
『行けるとこまで行こう。』
この言葉により、僕たちは片道約300mを往復することとなった。
3人全員男なので、要注意はエアの消費。
エアーの節約を念頭に置いて、泳ぎ始める。
ずーっと泳いでいるため、18℃台の海も心地よく感じる。
一度も止まることなく、
久々の綺麗な水を堪能しながら、突き進む。
岩の上を一つ一つ確認する。
『ネコザメ、ネコザメ、ネコザメ』
時折、『今どの辺にいるのか』不安になりながら、
さらさらに進む。
泳ぎ始めて20分経過。
そろそろ引き返そうと考えていると、
いた。
片道約300m。
泳いで泳いで泳ぎ続けて、
ようやく見つけた、2匹。
正直、途中で諦めかけました。
ヒラメで遊ぼうか迷いました。
群れに突っ込んで、楽しもうか迷いました。
諦めずに良かった。
見れた時の達成感ときたら、言うまでもない。
そしてその後に
ビールを飲んでいた顔ときたら、言うまでもない。
ただ、ネコザメを見た後の帰路ときたら、
・・・言うまでもない。
ゆきや