2020.03.20(金) 江之浦 水温15.8℃ 透視度12m~15m
ダイビングの後は、美味しいご飯をいっぱい食べたい。
僕は常々そう思っている。
ガツガツと食べ、お腹をいっぱいにする。
もちろん、今まで残したことはない。
今日もお昼は何にしようか、潜りながら考えていた。
海鮮丼と蕎麦にしようか、
はたまたカレーとナンにしようか。
悩みどころ。
クルクル回って気持ち悪くなった人や、
中性浮力をマスターしようと励む人、
そして初めて自らの力で水中を泳ぐ人。
『江の浦にマンボウが出た!!』と言うのを聞きつけた僕らは
初心者ツアーだということを忘れ、ただただ探し続けた。
結果は言わずもがな。
待ちに待った食事の時間。
今日はカレーとナンにすることに。
僕はマサさんおススメの『シーフードカレー』にすることに。
行く度に『ここはシーフードカレーが一番いい』
と言われていた。
んー、美味しそう。
口にすると、カレーから
『僕はカニです。』
『私はエビよ。』
『おいらは貝だよ。』
とそれぞれの主張が激しい。
こんなにも魚介たちの存在感が凄いなんて。
遂にバターチキンカレーがなくなったがいて
僕のが余っていたため、ちょっとお裾分け。
『これスゴイですね・・・。私2口で十分です。
・・・・・・・よくここまで食べましたね。』
この言葉で、僕一人がおかしいじゃないんだってことに
初めて気づいた。どーりで手が進まないわけだ。
こうして僕は初めてご飯を残すことに。
店に帰ってから、クレーム気味にマサさんに伝えると、
『それはおかしい。あれは誰が食べても旨いって感じるぞ。』
ここでようやく今日のが変だったことに気づいた。
『美味しくなかったことより、
残したことの方が引きずってるでしょ(笑)』
こんな一言を。
お察しの通りでございます。
食べきることに美学があった僕は、
しばらく引きずっていました。
おたま