2020.1.24(金) 大瀬崎 透視度12m 水温17℃
朝、6時16分。
店の固定電話から着信のメロディーが鳴り響く。
その時に来ていなかったのは、マチコさん、ただ一人。
まあ、そういうことでしょう。
だいたいの予想はつく。
この時期は、どうしても暖かい布団の中から出にくいもの。
僕も休みの日はそんな感じになります。
今日は平日ということもあり、どうにかこうにか合流でき、
海へと向かったのであった。
思い返せば、僕もお客さん時代そういうのことがありましたね。
理由は全く違いますけどね・・・。
何度ミカさんに怒られたことか。
お酒の飲みすぎは気を付けないとですね。
月に一度ダイビングをする。
このリズムをしっかり守り、コツコツ潜る事12回。
ようやく中性浮力の基礎的なことが、出来つつあるミナミさん。
始めた当初は、なかなか中性浮力、
そして耳抜きに苦戦していたのを僕は覚えている。
ようやくここまで来た。
『こういう所で潜りたい』 『この生き物が見たい』
そういった願望もすでに出来ている。
水中での振る舞いは、最初とは見違えるように。
褒めることはたくさんある。
今が次へ進む時。
僕はそう思う。
それなのに、
どうしてそんなに心配するんですか。
認めて下さい。
ほら、マチコさんだって絶賛してるんです。
次のAOW、きっと大丈夫。
すぐには完璧に出来ないかもしれない。
次に潜る頃には忘れてしまうのかもしれない。
それでも、
『今日で器材のセッティングを完璧にする。』
そういう目標を常に掲げ行動しているのだから、
いつの日かきっと最高のダイバーになれる日が
来るんじゃないですかね。
それが、明日なのか。
それと1か月後なのか、
はたまた1年後なのか、それは誰にもわからない。
焦らずにいきましょう。
そんなことを話しながら、
寒空の下ドライスーツを着て、湯船につかる。
ゆったりと、まったりとしたそんな1日。
ゆっくりしたっていい、
まったりしたって良い、
でもねマチコさん。
そこでフィンを履いたら、どうやってこっちまで来るんですか。
ゆきや