2019.1.12~13(日・月) 田子 透視度12m~15m 水温17.6℃
遅くなりました。
新年あけましておめでとうございます。
今年も不束者ではございますが、
何卒宜しくお願い致します。
水中で意思疎通が簡単に出来たら、
どんなに楽なんだろう。
そう考えたことありませんか。
会話のようにすぐ相手に思いを伝えられたら、
話が早いか。
手で伝える合図、
これだけでは伝えきれない部分がある。
急いでいる時は、尚のこと。
初めての外洋へと向かったAOWチーム総勢6名。
周りには何もいない海のど真ん中に到着。
想像以上に流れがそこにはあった。
ブイから約40mほど離してもらい、船から飛び込む。
ブイに着くまでは、どれほどの流れかは分からなかった。
あっという間にブイに到着し、皆に掴ませる。
『腕が引き離されてしまいそう。』
想像以上の激流。
ロープをキャッチした人から、次々潜降してもらう。
先頭がワタクさん、次がマナミちゃん。
持ち前のパワーでガンガン前へ進んでいくワタクさん。
1ミリも前へ進まないマナミちゃん。
そして、他の皆。
潜降を開始して3分ほど、
ワタクさん以外は前へ進むことが出来なかった。
仕方がないので、ワタクさんを連れ戻しに行き、
水面へと戻る。
全員に合図して、ブイを離してとお願いする。
・・・・・・あれ?なぜ誰も離さないの??
離した方が楽になるなのに、なぜ?
なかなか伝わらないので、
強引にモギーの手をロープから振りほどく。
続いてハリーさん、ユーコさんも。
こうして、メインポイントの沖の浮島根が断念し、
小蝶アラシへと変更したのであった。
雨風を浴び、冷え切った後の温泉、
そしてビールは、もう最高。
脱水気味だった体に染み渡るアルコール。
これこれ!この時間を待っていました。
ちょいと皆に酔いが回り始め、
ふとワタクさんが喋りだす。
『潜るのやめたとき、水面で、
ずっと、吐けーーってやってたの?
それに従って息を吐いてたら、本当に辛かったよ。』
『・・・・・・・え!?
そんなことしてたの??
僕はロープを離せーーってやってたのよ。』
『いやいや、あれは吐けだよ。
この状況でこの人はどんだけふざけてるんだって思ったもん。』
言葉ってやっぱり大事ですね。
水中で素早く会話が出来ればどんなに良いことか。
僕の合図の分かりにくさを痛感させられました。
でも、あのシチュエーションで『吐け!』はないでしょ。
次はもっと分かりやすいの考えます。
とりあえず、1日目の激流と
2日目の風波を経験した皆はどんな海でも平気なはず。
これからもっと激しいとこ行きますよ。
僕もちゃんとブリーフィングで合図、確認するんで。
ゆきや