2019.09.08(日) 大瀬崎 透視度8m 水温26.2℃
台風が接近しているため、この日向かったのは大瀬崎。
他が荒れていても、比較穏やかなポイント。
ちっちゃい生き物が好きな人、ただただ浮かぶのが好きな人、
貝集めが好きな人、中性浮力のスペシャリティがやりたい人。
好みの違う皆を一緒くたにして水中へと向かう。
水中生物探すみんなを他所に、
僕とイッセイさんは黙々と中性浮力の練習。
イッセイさんが今日2本のダイビング中、
ずっとやっていた逆立ち練習。
これがまた難しい。
人差し指を第二関節まで差し、
その指をそれ以上に抜けることも、刺さることもなく、
自らの呼吸だけでキープしなければならない。
僕たちが生物を探す最中、
イッセイさんは黙々と逆立ちになっている。
どうやら、逆立ちの奥の深さにのめり込んでしまったよう。
生物を探すべく、20m前後の水底を嘗め回すように見る。
『どこだ、どこだ、どこだ。』
どこを探しても見当たらない。なぜ。
固定の生物の位置情報は頭に入っていたのに。
原因は僕が自らの現在位置を見失っていたからだ。
今まで大瀬崎で迷子になったことがなく、焦ってしまった。
結局1本目は何も見つからず、窒素を溜めたのみ。
屈辱的な結果になってしまったのを取り返すべく。
2本目、『はまゆう』のアイハラさんと綿密に打ち合わせ。
それはもう綿密に。落ちの無いように。
打ち合わせのおかげか、
2本目はすぐさまミジンベニハゼを見つける。
ちょっと一安心。
当たりを見渡すとガラス瓶に入っているタコや、
ミジンベニハゼ②も見つかっていく。
1本目がなんだったのか。謎だ。
ちょっと乗りに乗ってきたところで、
タイムリミットがあと僅かに。
ウミテングを発見。しかもペア。
ラッキーなんて思ってみんなを集め、写真撮影。
・・・・・・・・・・。
もうリミットがヤバい。
急いで、戻ろうとする。
しかし、こういう時に限って止まるのがカイト。
貝が気になっちゃって、止まる。
タンクのバルブを掴み、安全停止ラインへと連行。
着いた頃には、なが~いなが~いそれはなが~い安全停止。
終わった人から上がってとお願いし、
水深4mでまったりストップ。
今日はうねりがなくて良かった。
終わるころにはイッセイさんは、逆立ち名人に。
今度お会いした時は、お願いするときっとやってくれます。
ログづけでカイトには、
『何もいなかった。』と書かれました。
子どもって正直すぎて時に残酷ですね。
僕は傷つきました。
ゆきや