2019.8.24(土) 熱海 透視度12~18m 水温21.6℃
僕は正直、沈船は好きでも嫌いでもない。普通だ。
それはアサミさんも一緒。
今まで『熱海=沈船』というイメージがあったので、
避けていたそう。
それでも今日は熱海へ向かった。
沈船好きじゃないけど、
行ったことのなかったアサミさんは大興奮。
沈船の周りは、サクラダイとアカオビハナダイが乱舞していて、
その周りをタカベやらアジやらが右へ左へと行き来する。
船の中は、ネンブツダイとムツでごった返す。
一寸先は魚しかいないそんな状況、
沈船好きじゃなくてもダイバーなら楽しめるに決まっている。
沈船に行きたがっていたヨヤスちゃんとケンゴさんは
静かに喜ぶ。
想像以上だった沈船を終え、皆はハイテンションに。
『次はどこに行くのー?』と期待の声があがる。
『ソーダイ根っていうポイントに行きます。』
『どういう感じのとこ?』
『壮大な根です。』
『・・・・・・。』
なんていう皆の期待を下げながら、2本目へと向かう。
水中に入ると僕のしょうもないダジャレは、
一瞬にしてかき消された。
右へ、左へと何万匹ものイワシの群れ泳ぎ回る。
それと同時にみんなの顔も右へ、左へと動く。
イワシの次はイナダの群れ。
物凄いスピードであっちへこっちへ泳ぐ。
カメラのフレームには納まらない程の量に
感動を覚える。
正直今まで熱海で潜った中でダントツで楽しい。
僕のダジャレは、嘘ではなかった。
『ソーダイ根は正しく壮大な根。』
文句無しです。
ゆきや