2018/2/8・IOP 透明度20m 水温15℃
海の中は異次元だ。
太陽からの光は幾多の線となり、青い高密度の空間は身体を無重力化する。
吐息は輝く無数の玉になって昇り、やがてはじけて小さな波を作る。
同じ目線にあるのは、人を全く恐れずに我が営みを全うしようとする魚たちや、甲殻類、貝たちだ。
どこまでも見渡せるよく澄んだ海中で、気持ちよさそうにゆっくりと泳ぐノドカ。
小さい生き物よりも、こんな景色の中を魚の群れの一員になってみたり、
カメと並走したり、このでっかい海を端から端まで泳いでいたい、
そんなおんなのこ。
残念ながらカメを見つけてあげることはできなかったが、
でっかい黄金ヒラメやニザダイの大群、メジナの大群に囲まれながらの遠泳は、
ノドカには本当によく似合っていたね。
ダイビングで遠泳を着こなす女性はかっこいいね。絵になるね。
と、いう一枚。
そんなノドカと対照的だったのは、かわちゃん。
少しだけ間隔が空いてしまったハンデを如実に露呈しまくっていたよね。
ドライスーツに首を通してないのに、
背中のファスナーを閉めるよう僕に申し込んでみたり(首のお肉をかんじゃうよぉ)、
潜る直前にマスクを外したり、潜ろうとしたらタンクの栓が開いていなかったり・・・
河津桜が細い枝に揺れ、どこまでも明るい空と海が広がるこの穏やかな日に、
その鬼気迫る緊張の表情、こちらもしばし神経を研ぎ澄まして待機してました。(笑)
2本目はリラックスしててとても上手にできてたね。
ブランクと、でっかいコブダイのボスは、
おっかないね・・・。
少しだけ波酔いにほんの少しだけ強くなったミチコちゃん、
ダイブマスターにも挑戦する意向を固めてるアキ、
みんなが帰りの車の中で深い眠りに潜りこんでしまうその前に、
見晴らしのいい展望台に寄り道。
初島や大島がすぐそこにぷっかりと浮いている。
観光シーズンを迎える伊豆の、
カワヅザクラの咲き始めるころ。
まさ