10月7~10日(金夜~祝月) 三宅島 水温20~23℃ 透明度5~15m
イルカは、旅の二日目の予定だった。
御蔵島まで船で40分遠征して野生のイルカたちと泳ぐ。
このたびのメインイベント。
みんなわくわく期待に満ち溢れていた。
客船のデッキでビール片手に夜風を浴びながら、
東京の夜景を目と双眼鏡で鑑賞会。
深酒したくなるところをグッと抑え、
明日に備えて早めの就寝。
朝5時にはもう三宅島。
しかも1本目潜ろうとした直前には虹も見れて、いい予感♪
ただ現実はそう甘くない。
初日は南西風13m予報。
二日目は北東風13m予報。
初日もすでにイルカの船は欠航。
二日目に賭けるしかない。
朝6時にお迎えが来たらイルカに行ける。
来なかったら・・・。
初日の夜は、雰囲気のいい居酒屋さんでしこたま飲んだ。
島のものを使った美味しい料理を前に、
どんどん空いていくワインボトル。
帰りは星空を眺めながら夜道を歩き、ちょっと青春気分。
プールサイドでちょっと飲みなおしたら就寝。
暑かったので網戸にして、
イルカを夢見ながら。
グゥォーーーー!!!!
バタバタバタバタ!!!!
あまりの音と風にちょこちょこ目が覚める。
そしてみんな察していた。
厳しいと。
朝6時、迎えは来なかった。
御蔵島に渡ることができず、三宅島でダイビング三昧。
ウミガメや巨大なマダラエイ、1mくらいあるオオセ。
イルカの代わりに出てきた大物たち。
出てきてくれてありがとう。
レンテンヤッコのちびに、でっかいタカベの壁のような群れ、
いまや人気者のナンヨウハギ(ドリー)もよかったなぁ。
最終夜、たのしみにしていたBBQは、ちょっといろいろあって。
ヘラを持つと人が変わる料理人おのじんのヘラ捌きと、
みっちゃんつぼっちひろちゃんが作ってくれたおにぎりが癒しでしたっ
噴火の爪痕が数多く残る三宅島。
スコリアと呼ばれる溶岩でできた軽石の大地の上から、
遠くに見える御蔵島を眺める。
自然には勝てないことを改めて思い知った今回の三宅島ツアーでした。
でも、しょうがないとはいえ、悔しすぎる・・・。
りゅう